拾った可愛い女 13 美人局 (つつもたせ)
しけた駅の改札から人が吐き出される。
日曜の夕方、駅はやけに明るく、軽い。
真知子は、柱の影から一歩出て、手を振った。
小さく、でも分かる仕草や。
高山はそれをすぐに見つけると、顔が一気に緩んだ。歩幅が広がる。背中が少し伸びる。
白髪交じりの背の低い男だった 白いTシャツのズボンで 真知子の言った通り眼鏡をかけていた
――来てよかった。
その感情が、高山の表情にそのまま出とる。
その様子を、俺は少し離れたところから見ていた。 急ぐでもなく、近づくでもない。
高山が真知子の前まで来た、その瞬間や。
「……高山さん?」
声をかけた。
高山は一瞬、ビクっとして足を止めた。振り返る。
視線が俺に合って、すぐに真知子を見る。
(誰?)
真知子は答えず立夫の後ろに回った
「高山さん 今から警察に行こうと思ってるんやが それより喫茶店に行くか決めてくれ・・」
「き、喫茶店で・・」
男は顔が真っ青だ
喫茶店で 男を前にして立夫は言った
「真知子は16歳や あんたは それと知りつつ反復してヤッた わかってると思うが 児童福祉法違反で懲役5年は固いな」
「し、知らなかったんです 真知子さんが 16歳とは・・」
「ほお 真知子はあんたに学生証を見られたと言ったぜ・・」
「・・・・」
「真知子、そやろ?」 立夫は傍の真知子に聞いた
高山の顔はもう血の気がない
立夫の追及に高山は許してくださいと 身も世もなく泣き出した
つづく
コメント
1/28 20:09
1. こんばんは。
最近、懐かしい画像と、それをアレンジしたもの多めですね。
(^o^)
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