拾った可愛い女 14    美人局  2
30代前半  大阪府
1/28 18:04
拾った可愛い女 14    美人局  2
翌日 同じ喫茶店
真知子と立夫は 高山と対座していた 昨日と同じだ

「持ってきたか?」
「はい、」
立夫は灰皿の端を指で軽く叩き、視線を落とし 出された封筒の中身を確かめた
100万の札束5つ・・
「確かに500万受け取ったぜ 示談書用意してきたか?」
「はい」と カバンからそれを出した

「前島さん、お願いします……口外しないでください……誰にも……誰にも言わないでください……」
彼は両手で顔を覆い、嗚咽を噛み殺しながら、何度も同じ言葉を繰り返した。

昨日のこの席で、立夫の追及で何もかも吐いた 
高山が中学の教師であることや 家族が5人いることも

高山は知っていた。 示談が成立しても 警察が知ったら逮捕は免れないことを 
だから泣くように口外しないでと繰り返すのだ

立夫は黙って煙草に火をつけ、ゆっくりと煙を吐いた。
「心配すんな バレたら俺も恐喝で取り調べ受けることも無きにしもあらずや」
立夫は示談書にサインし 真知子にもサインさせた

高山はそれを震える手で大事そうにカバンに入れて
何度も頭を下げ、テーブルに額が当たりそうになる。
「あんたも アホなことしたもんや 5発して500万か 一発100万とはワリに合わんな」(笑)
真知子も連れ笑いした

立夫は立ち上がり、男を見下ろした。
「もうええ。帰れ。もう会うこともないやろ」
教師は椅子に縫い付けられたように動けず、ただ何度も頭を下げていた。

通りに出た。
「おじさん 次いくの?」
「次?」
「ほかの人とのエンコウや・・また電話して誰か呼ぶ?」
「真知子、お前のその目 16歳やないぞ 40の俺と同じ目つきや」 (笑)
(笑) 真知子が舌出した

「今度はな こんな額やないで、億を稼いで天国を目指すのや」(^.^)
「うわーすごい!どうやって?!」

つづく




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