「不適切」という免罪符――40兆円を動かす聖域
30代前半  大阪府
2/7 7:50
「不適切」という免罪符――40兆円を動かす聖域
「医療費の不適切請求の疑いが八千機関」。
なるほど、便利な言葉だ。不正とは書かない。不適切。
この一語で、故意も組織性も霧散する。マスコミですら及び腰。
だが、誰が見ても分かる話だ。それ、不正やろ。

「不適切」とは、本来、過失や事務ミスの領域を指す言葉のはずだ。
計算違い、記載漏れ、手続きの誤解――そういうものだ。
ところが現実はどうだ。
パターン化された過剰請求、帳尻合わせ、説明不能な数字。
それでも「不適切」。言葉が罪を洗う、見事な錬金術である。

この国で年間40兆円を動かす中枢はどこか。
厚労省、そして配下の全国の厚生局。
許認可、裁量、診療報酬の裁定権。
権力三点セットを抱えた聖域だ。
天下りは当然、業界団体とは長年の太いパイプ。
腐敗は「構造」、癒着は「文化」。
もはや個人の問題ではない。金環食のように光を遮る仕組みだ。

皮肉なことに、現場で汗をかくのは下っ端だけ。
上に行くほど、仕事は減り、悪知恵だけが増える。
「ここ、資金に困ってませんか?」
そんな顔で制度をいじる者がいても、誰も驚かないだろう。
診療報酬を握る部署が“甘い”などという評価で済むわけがない。
甘いのはチェック、辛いのは国民の負担だ。

消費税を上げる前に、やることがあるだろう。
この一省だけでも厳格に仕分けすれば、無駄金は山ほど出る。
それだけで相当分は賄えるはずだ。
だがやらない。なぜか。
自分たちの聖域にはメスを入れないからだ。

人の命を盾に取るやり口は卑劣だ。
「医療が回らなくなる」「現場が疲弊する」
その言葉で、検証も責任追及も止まる。
結果、国民は搾取され、だまされ、愚弄され続ける。
この点においての“功績”は確かに大きい。功労賞ものである。
――もちろん、皮肉だ。

もちろん、真面目にやっている人はいる。
だが、裁量と許認可を牛耳る組織に、
インチキ、でたらめ、いい加減がはびこらない例を、私は知らない。
これは個人の資質ではない。権力の性質だ。

吠えても世界は変わらない?
それでも吠える。犬だから。
吠えないより、まだマシだ。
合法という仮面を被った巨悪が、クソ高市の下で 今日も粛々と精進している―
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コメント

60代後半  鹿児島県

2/7 8:02

1. 昔から厚生省は無駄金や汚職の省庁だ!何とかピアや厚生労働会館で年金を湯水の様に使い、責任は取らない(T_T)

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