今年は野性の熊の人里への出没が頻発、人的被害も多数出ている模様。
駆除に対する見当違いの抗議などがメディアを騒がせておりますが、人里に出没する熊にいたっては「アーバンベア」等と呼称され、横文字に疎い僕等はタワーマンションに入居しているリッチな熊を脳裏に描いて我ながらアホだなーと嘆かわしくなっている今日この頃。
←前置きが長い

僕の住む東北は前述のように様々な野性動物が出没するエリア。

先だって仕事で東北のとあるエリアで高速道路を降り、客先との打ち合わせに向かっている途中の事。
回りは稲刈りも済んだ田んぼの長閑な田舎の風景。

もう少しで客先の工場という所、道路を左折しようとした時の事

左前方から黒い物体が
エッなに？

なにかハッキリ確認できない物体が、こちらの車目がけて疾走してまいります！
熊？イヤ猪？
文字の如く猪突猛進
エッ？猪ですか？等と冷静に構えるわけにも行かず、華麗に急ハンドルで回避！と、思ったら右側の縁石にフロントバンパーが激突！
猪は「フンッ！」と言いながら素知らぬ顔で車の横を走り過ぎて行きました。

猪が去ってから車を降りて損傷を確認するとバンパーは凹みと歪み。
これは修理に出さねばならない程の損傷と判断し、まずは本社に連絡。

「すみません。客先へ向かう途中営業車を縁石にぶつけてしまいました。人身事故ではなく自損です。」
「ケガはなかったですか？状況は？」
「はい、ケガはありません。猪が突進してきまして、回避する時に縁石にフロントバンパーをぶつけてしまいました。」
「…猪…です　か？」
「はい、体長1.5m程の猪でした。」
「…分かりました。後日事故報告書を提出し、修理に出してくださいね。」

事故報告書はどう書こう…

月の輪熊、猪、鹿、タヌキ、イタチ等
最近こちらの地域は彼等が人里に出没する事が多くなっており「野性の王国」と化しております。

自然豊かな事と人の生活との共存共生。
考えさせられる事象ではございました。

願わくば「アーバンベア」が株の売買迄には手を出しませぬように…