キス[黒ハート]️の温もり。。。
40代後半  京都府
2015/06/16 10:23
キス[黒ハート]️の温もり。。。
このお話は僕が東京に来て10年、通い詰めた立食い蕎麦屋でのお話。

このお蕎麦屋さんは、関西人である僕の『そば』の概念を変えてくれたお店。

東京のそばはだしが真っ黒で、塩辛いイメージだったのが、確かに色は黒いのだが、あっさり出汁まで頂けるおみせ。とにかく美味い!

蕎麦もしっかりとした十割蕎麦で、速攻ファンになりました。

店員さんも頑固オヤジと豪傑オバちゃんのシフト制で、昼間はオバちゃんが汗を拭き拭き蕎麦をだしてます。

この店のもう一つの特長は、天ぷらのバリエーションが豊富なこと。

さつまいも、レンコン、インゲン豆、春菊を始め、海老や魚、野菜かき揚げも大きい。

お昼は並ぶので、昼は11時半前に行くと、いつもお昼用の天ぷらを揚げている光景に出くわします。

その日は、お客さんからの帰り、11時過ぎだったので、今日は蕎麦屋に行こうということで、立ち寄りました。

いつもの様に、オバちゃんが首にタオルを掛け、汗を拭きながら天ぷらを揚げています。

び『オバちゃん、まいど!』
関西人の挨拶です。

オ『あれ?今日は早いね!』

び『そやねん!今日は揚げたての天ぷらを食べに来たんや。』

オ『そうなんだ。まだ揃ってないけど。』

び『あー!ええよ。あがってる天ぷら2枚乗せてくれたら!』

オ『わかった!ちょっとまってねー。』

ここのオバちゃんはお昼時は決まってサービスしてくれます。

オ『はい!お待ちどうさま。今日はさつまいもと春菊にしておいたよ!あと、あたしの気持ち[黒ハート]️』と言いながら、キスの天ぷらが。。。

あのー。すみませんが。どのように理解すれば宜しいのでしょうか。。。とも言い出せず。。。

『あったかいキス[黒ハート]️』を真っ先に頂きましたとさ。
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