【コメント欄清掃】再up『歩兵の本領/浅田次郎著』を読んでみたよ
60代前半  石川県
2012/10/23 9:42
【コメント欄清掃】再up『歩兵の本領/浅田次郎著』を読んでみたよ
私は叔父と従兄弟が自衛官一筋ということもあり、自衛隊という組織に対し多少ですが縁があると思っています。



そしてその叔父たちの姿にずっと持ち続けてきた疑問がありました。





誰もが会社と家庭は共同体の中心にあり、そのことは現代では当然ですし良く分かります。



ただなんというか、自衛隊内部の共同体意識は、特殊すぎて良く理解ができない気がしていました。



叔父は宮城県ですからあえて聞いていませんでした。


2月に亡くなりましたし…




そのためそれが何に起因するものなのか分かりませんでした。



倒産の恐れがない公務員だから?


外部に曝されにくい特別な組織だから?



などと考えたりしましたが、どれも違います…



結局納得のいく考えにはたどり着けませんでした。





そして

たまたま書店の文庫本コーナーで手にした

『歩兵の本領/浅田次郎著』の中で、興味深い箇所に出会えました。



著者の浅田次郎氏は自衛隊の経験者です。


***************


「どうして?出来のよしあしってあるでしょう」


「多少はあるけど、落ちこぼれはいない。なぜかわかるか」


人生の是非にかかわるような、大事な話を聞かされているような気がした。


辺は作業帽の庇を上げて、夜空をそびえるマンションを仰ぎ見た。



『ひとりのバカのせいで、

十何人の戦闘班が全滅する。


一個班がノロマだと

一個小隊が全滅する。


だから軍隊っていうのはどこの国でもそうだけど、

優秀な兵隊を作るんじゃなくって、

クズのいない部隊を作ろうとするんだ』



(「入営」より、一部改行挿入)

***************



目からウロコが落ちたという感じでしょうかw



一気に疑問が解けた気がしました。





このような組織としての性質が自衛隊のみにあてはまるのかどうかは分かりません。



警察学校を経験した人(これも身内)に話を聞いたことがあります。



その人によると

警察学校では

「落ちこぼれは落ちこぼれたままで、優秀な人間だけがそのまま突っ走っていく」やり方だと感じたそうです。



片や浅田氏の描く自衛隊教育は

「落ちこぼれをなくすために、落ちこぼれそうな隊員を自分たちのいる場所まで引き上げる」やり方です。





お~い! 日!教!組!!


理想の教育の姿が自衛隊や軍隊の中にあったぞ~(笑)

どうせ能書きばかりで、無私の精神が必要な軍隊は勤まらないだろうけどな(爆)



脱線失礼しました<(_ _*)>






自分が叔父たちから感じた自衛隊に対するあの「不思議な暖かさ」は、このような組織の性質に影響されたものなのでしょう。



なんとなく叔父と従兄弟が自衛官一筋である理由も分かったような気がします。




そして


よく使われる「軍隊みたいな会社/組織」といった比喩は、表面上だけを捉えた本質とはまったく違う表現なのだと確信しました。



分かったか日きょ・・・失礼ww




この『歩兵の本領』は

若鷲の歌/小村二等兵の憂鬱/バトルライン/門前金融/入営/シンデレラ・リバティー/脱柵者/越年歩哨/歩兵の本領

以上9つの短編で構成され、登場人物は立場を替え繰り返し登場します。


中でも冒頭の「若鷲の歌」と、タイトルにもなっている「歩兵の本領」は浅田氏の実体験が色濃く反映された作品だと思います。



お得意の「泣かせる話」のの面目は躍如していると思いますが…


もし読まれる際には、あまり「泣き」には期待しすぎないようにしてくださいw



また、話の造りが少々単調だと感じられるかもしれません。


しかし、浅田氏の自衛隊にたうする愛着が強く感じられ、40年以上も前の自衛隊内の雰囲気がリアルに描写されている作品だと思います。



興味の湧かれた方はぜひご一読を。
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コメント

60代前半  石川県

2012/10/27 9:05

5. >masaさん

おはようございます[晴れ]

masaさんは浅田さんと同時期に自衛隊にいらしたんですね[わーい(嬉しい顔)]

やはり連帯感の強さは半端ないですよね

一生続く強い絆

うらやましいな

50代後半  宮城県

2012/10/27 8:51

4. 僕も若い頃、自衛隊にいました[冷や汗]

同期は来年54才で定年を迎えます[涙]

毎年一度だけ同期と会って酒を交わしますよ[わーい(嬉しい顔)](夫婦同伴)

もう30年以上続いています[指でOK]

良い仲間と知り合えた事に感謝です[ウッシッシ]

スー[退]
60代半ば  宮城県

2012/10/25 18:10

3. [サッカー][野球]~[ハート]ぼーちゃん。さん

此方こそ ありがとうございました

60代前半  石川県

2012/10/25 14:34

2. >芸術家さん

こちらこそ
ありがとうございました

また地元の方ならではの
いい話を教えてください(^ω^)

スー[退]
60代半ば  宮城県

2012/10/23 19:17

1. 叔父さんは宮城県ですか 身近に感じます 自衛隊の話ありがとうございます

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