東海新報◆コラム
60代前半  石川県
2014/06/08 12:25
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☆★☆★2014年06月03日付

 自らがまいた種とはいえ、現在の中国は内憂外患のきわみにあることを誰よりも痛感していることだろう。

いくら金と力があってもそれを誇示して相手を困らせれば、そのツケは必ず回ってくると教えたのは外ならぬ貴国のご先祖さまたちではなかったのか?



▼シンガポールで開かれたアジア安全保障会議に出席した安倍首相は名指しこそ避けたが、一方的な海洋進出や挑発を繰り返す中国を牽制する演説を行い、出席した各国から盛んな拍手を浴びたという。

また4、5日にベルギー・ブリュッセルで開かれる先進7カ国(G7)首脳会議では中国を名指しで非難する宣言が採択される見込みと中国の孤立化は避けられない。


▼こうした動きに対して中国は例によって「中国から問題を起こしたことはない」「挑発しているのはどちらか」などと言い募り、黒を白といいくるめる得意技で防戦に努めているが、ジャズの名曲ではないが「その手はないよ!」と世界から見透かされているから説得力のないことおびただしい。


▼力の過信によって何より苦しい立ち場に追い込まれたのは周辺国を敵に回した結果「四面楚歌」を聞く形になったことだろう。

漢民族以外はすべて蛮族とみなし、その侵入を阻むため万里の長城を築いたその昔に先祖返りとは皮肉なものである。


▼しかし恐いのは外敵だけではない。

異民族紛争の拡大、汚職や不正の跋扈、強権強圧に対する暴動の頻発など内なる敵も政権の基盤を揺るがしかねない状況なのに、さらに火種を増やすつもりだろうか?
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