『東海新報』コラムから
60代前半  石川県
2014/07/26 10:34
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 『世 迷 言』


☆★☆★2014年07月25日付


 思った通りの展開だった。

毒入り餃子事件以後中国からの食品輸入に日本中が神経質になったはずだが、 喉元過ぎれば熱さを忘れる国民性は 「要警戒」 のスイッチを切ったらしい。

ところがどっこい、 あちらでは商業道徳にも 「賞味期限」 があったのだ


▼上海の食品会社が使用期限切れの鶏肉を日本のマクドナルドやファミリーマートなどに輸出していたことが判明、 しかもその会社は床に落ちた肉をそのまま拾って生産ラインに戻したり、 腐った肉まで混ぜていたりしていたことが上海のテレビ局の潜入レポートで公になった。

腐った肉を示して従業員が 「食べても死ぬことはない」 と笑ったというのだから、 ばれなければよしというのが社是なのだろう


▼中国の信用を大きく失墜させた毒入り餃子事件後、 中国政府が安全衛生管理に力を入れるようになったから、 もう大丈夫だろうと日本の食品輸入関係者は考えたであろうし、 そう信じたから今月までの1年間に同社から約6000㌧もの食肉加工品が輸入されたのであろう


▼この会社はHACCP(ハサップ)という国際的な衛生管理手法も導入しており、 輸入側はそれを頭から信じていたはずであろうことは疑いない。

しかしそれは日本の企業倫理感に照らしてのことであり、 彼の国には別の価値観があることを見逃していた


▼政府がいくら信用回復のために 「政策」 を打ち出しても下には「対策」がある。

上が腐敗していれば下も腐敗し、 商品までも同調するのは避けられない。


この国は解体して出直すべきだ。
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