朝鮮通信使 @日東壮遊歌/祝
執筆250周年記念
朝鮮通信使が江戸城へ向かう際の様子が書かれた江戸図屏風は、 沿道に並んだたくさんの江戸庶民がみんな立ち見物してはしゃいでいる絵だ。
大名行列などでご存知の通り、 日本では高貴な行列の通過は土下座をして迎えるのが習わし。
それなのに立ち見を許していたのは、 「朝鮮は日本の犬なり」 という 「神功皇后の三韓征伐」 以来の評価のあらわれだ。
しかもが警備には袴を着けていない下級武士があたり。
人足には足軽がついている。
大事な使節なら、 輿を担ぐ人足であっても裃を身に着けている。
徳川家治が第11代将軍に就任したことへの祝賀のために来日した通信使の金仁謙という者が、 来日したときの模様を詳細に書き遺している。
これが本にもなり、 この本の中には当時の朝鮮の知識層である官僚が見た率直な日本への感想が書かれている。
ちなみにこの時は11回目の通信使。
最後となる12回目の通信使は対馬藩に留め置かれた。
「『日東壮遊歌』―ハングルでつづる朝鮮通信使の記録」
その中には次のように書かれている。
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●1764年1月22日 大阪
100万軒はあると思われる家の全ては 「瓦の屋根」 だ。
凄い。
大阪の富豪の家は 「朝鮮の最大の豪邸」 の10倍以上の広さで、 銅の屋根で、 黄金の内装だ。
この贅沢さは異常だ。
都市の大きさは約40kmもあり、その全てが繁栄している。
信じられない。
支那の伝説に出てくる楽園とは、 本当は大阪の事だった。
世界に、 このように素晴らしい都市が他にあるとは思えない。
ソウルの繁華街の1万倍の発展だ。
北京を見た通訳が通信使にいるが、 「北京の繁栄も大阪には負ける」 と言っている。
穢れた愚かな血を持つ、 獣のような人間が中国の周の時代に、 この土地にやってきた。
そして2000年の間、 平和に繁栄し、 一つの姓(つまり天皇家)を存続させている。
嘆かわしく、 恨めしい。
●1764年1月28日 京都
街の繁栄では大阪には及ばない。
しかし倭王(天皇)が住む都であり、 とても贅沢な都市だ。
山の姿は勇壮、 川は平野を巡って流れ、 肥沃な農地が無限に広がっている。
この豊かな楽園を倭人が所有しているのだ。
悔しい。
「帝」 や 「天皇」 を自称し、 子や孫にまで伝えられるのだ。
悔しい。
この犬のような倭人を全て掃討したい。
この土地を朝鮮の領土にして、 朝鮮王の徳で礼節の国にしたい。
●1764年2月3日 名古屋
街の繁栄、 美しさは大阪と同じだ。
凄い。
自然の美しさ、 人口の多さ、 土地の豊かさ、 家屋の贅沢さ、 この旅で最高だ。
中原(中国の中心地)にも無い風景だ。
朝鮮の都も立派だが、 名古屋と比べると、 とても寂しい。
人々の美しさも最高だ。
特に女性が美しい。
美しすぎる。
あれが人間だろうか?
「楊貴妃が最高の美人」 だと言われているが、 名古屋の女性と比べれば、 美しさを失うだろう。
(帰路にて)
名古屋の美人が道を歩く我々を見ている。
我々の一員は、 名古屋の美人を一人も見逃さないように、 頭を左右に必死に動かしている。
●1764年2月16日 江戸
左側には家が連なり、 右側には海が広がっている。
山は全く見えず、 肥沃な土地が無限に広がっている。
楼閣や屋敷の贅沢さ、 人々の賑わい、 男女の華やかさ、 城壁の美しさ、 橋や船。
全てが大阪や京都より三倍は優っている。
この素晴らしさを文章で表現する事は、 私の才能では不可能だ。
女性の美しさと華やかさは名古屋と同じだ。
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これが来日した李氏朝鮮の官僚使節団の一員が見た実際の感想だ。
今から250年前の朝鮮人が日本を見た感想だが、 その感想は当時来日した朝鮮人と、 現代の日本に来る朝鮮人にとってもほとんど変わりがないことに驚き呆れる。
自分たちが思っていた 「我が国が一番ニダ!」 という認識と、 実際に自分の目で見た現実があまりに不一致だったとき、 人は本来なら他国に倣い自分たちも進化しようと考える。
日本人なら当たり前にそう考えるだろうし、 人は進歩するためにそれを繰り返してきた。
ただし
一般的な朝鮮人は多くの場合、 あるいははこうしたときにはこうなる。
相手の国を 「こんなに素晴らしい情況を作っているのは、 絶対に何か裏があるに違いないニダ!」
あるいは 「この美しさを奪ってやるニダ!、 破壊してやるニダ!」
等々、 不埒で邪悪な思考に走る。
これは、 いわゆる 「認知的不協和」 と呼ばれるものだそうで、 こうした認知不協和は理性ではなく嫉妬という 「感情」 から起こるものだけに根が深い。
ガンをつけた…
肩がぶつかった…
口のきき方が悪い…
足を踏んだ踏まない…
感情は低レベルであればあるほど反応が激しくなる。
とにかく
「認知的不協和」 のチンピラに対して
『三原則』
「助けず! 教えず! 関わらず!」
『鉄則』
「近づかす! 近づけず! 遠ざけろ!」
これらが最も有効だ。