今や『魔法の水』は過去のもの…羽生選手を見て改めて思った
60代前半  石川県
2014/11/10 14:45
今や『魔法の水』は過去のもの…羽生選手を見て改めて思った
先にアップした日記を誤って削除してしまい、再アップしました。


日記にいいねくださった方

本当にごめんなさい。

m(__;)m


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



皆さんは『魔法の水』という言葉をご存じでしょうか?




ラグビーの試合中に選手が脳震盪で倒れたときにヤカンに入った『魔法の水(=ただの水)』を選手の顔にかける。

すると選手は気を取り戻して競技に復帰、観客はその姿に敵味方なく感動の拍手で讃え…



ご存知の方もいらっしゃると思いますが、一昔以上前の試合に登場したアレのことです。






なぜ『魔法の水』なのかというと。


11月8日に上海で開催されたフィギュアスケートGPシリーズ第3戦で、羽生結弦選手は男子フリー最終組前の6分間練習中に支那の選手と正面衝突し、顔面からリンクに激突したアクシデントがあったからです。



激突の直後、羽生選手は一度は起き上がろうとしますが、結局起き上がれずリンクに仰向けになることしかできませんでした。

そして、氷上を鮮血で染めながら担架で運ばれて退場しています。



このときの羽生選手には“脳震盪”の症状があったと疑われるそうです。




しかし

羽生選手は10分後には練習に復帰。



さらにフリー演技に登場…

本番では、彼らしくない転倒をくり返し、幸いにして演技を終えることができました。






その羽生選手の姿を見て私が思った問題点があります。


■腰痛による休場明け、しかも肉離れまで併発した満身創痍の状態で出場したのは?

■しかも、脳震盪の可能性が高い羽生選手の演技を周囲の誰も止められなかったのか?

■転倒を繰り返す羽生選手のあり得ない姿を見たマスコミや観客、視聴者は 「感動した」 「涙が出た」 などと称賛一辺倒だったこと!



このことから日本のスポーツ文化のあり方について考える必要があると痛感しました。






今やラグビーの公式戦で『魔法の水』を見ることはありません。


なぜなら

脳震盪の症状が現れたた場合は、試合を続行してはいけないという考え方がスポーツ医学の常識になったからです。



コンタクトスポーツの場では『魔法の水』の時代はとっくに終わっています。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

▲脳震盪の恐怖

スポーツでは交通事故などと違い、脳震盪を含む脳損傷が「くり返される」可能性が高い。

交通事故をたびたび繰り返す人はそういないが、スポーツの脳損傷はくり返されるケースが多い。

そうした脳へのダメージのくり返しが、致命傷になりうることがこの数年の脳神経外科医の間ではもっとも重大な関心事となっている。

しかも恐ろしいのは、脳へのダメージがくり返されるときには、2回目以降の脳への衝撃がそれほど大きくなくても、致命傷になりうるという。

文字通り、選手「生命」の危機である。


▲柔道事故からの教訓

柔道では学校管理下だけでも過去30年に118件の死亡事故が起きている。

振り返ると、これらは率直に指導者が繰り返しの脳損傷に敏感であれば、明らかに「防げた事故」であった。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



スポーツ時に脳震盪の可能性が生じたときは、それをくり返さないことが最も重要な点です。

競技復帰には慎重を期すべきで、“脳震盪”後は最低24時間は競技に復帰すべきではないとされているそうです。






実際に羽生選手は

5度も転倒を繰り返すなど、普段の彼では絶対にあり得ないような状態で演技を強行しています。


そして、翌9日

羽生選手は車椅子で緊急帰国した後に医療機関で精密検査を受けています…






スポンサーが大量に付くなど、大金が動く華やかな人気スポーツでもあり、様々な大人の事情があったことでしょう…



そのことを置いておくとしても。

日本のスポーツメディアは“根性”で危機を乗り越える場面を“感動の拍手”や“感動の涙”で讃えます。



今回の羽生選手の場合でも

命に関わりかねない“脳震盪”の危機を乗り越える姿を感動の美談化にすることは日本のスポーツ文化そのものの問題だと思います。




拍手や涙に後押しされることによって、選手生命を縮めたり、選手生命が断たれたり…



下手したら

後遺症が残り、命すら断ちかねない流れの日本のスポーツ文化って…一体何なんでしょうね?



とにかく


「選手を命の危険から守るのが競技会の開催側とメディアの最低限の責任!」


これを徹底的に周知すべきです!





鍛えているとはいえ、選手たち我々と同じ生身の人間です!


せめて、私たちに感動を与えてくれる選手たちを物理的な危険から守らないといけないと痛感しました。
コメント不可

コメント

60代前半  石川県

2014/11/10 14:50

3. そして

実は、テレビ朝日の中継番組にメーンキャスターとして出演していた松岡修造氏も「個人的な願いですが、はっきり言って滑るべきではないと思います」 「アスリートとして本当にやめてほしいです」

と主張した。

中継を見ていなかったので知らずに批判的つぶやきをしました。

修造さんごめんなさい[冷や汗]

60代前半  石川県

2014/11/10 14:48

2. また

元400Mハードル日本代表の為末大さんも8日、「メディカルチェックしたんだろうか」とツイート後。

「気持ちの強い選手はどんな状況でもいくらでも頑張ろうとするわけだから、選手を命の危険から守るのが競技会側とメディアだと思う」と指摘し、「まずは検査して安静にするように運営側が対応してほしい。それから検査の結果どうだったかを教えてほしい。その上でできればこういう場合の正しい対応の仕方も報道して欲しい」

と求めた。

60代前半  石川県

2014/11/10 14:47

1. 後で調べたところ

バルセロナ五輪柔道銀メダリストの溝口紀子さんは8日、「羽生選手、脳震盪起こしていないでしょうか?柔道やラグビーでは本人の意志があっても脳震盪がある場合は試合にでれません」と言及。

9日、「羽生選手や中国選手が負傷しながら脳震盪の可能性があるのに、指導者や連盟は、本人の意志を尊重し、出場させたというのは言い訳。脳の加速損傷やセカンドインパクト事故を知らないからこそ無責任にいえること」

とありました。

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