台湾のこと
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台湾人は日本人として「祖国」のために戦った―― 。
台湾の李登輝元総統(92)が日本の雑誌に寄稿した内容に、当時中国で日本と戦い、その後台湾に移った与党・国民党が猛反発している。同党の総統候補、洪秀柱(ホンシウチュー)氏から「私が負けたら、台湾は日本に売られる」との発言まで飛び出した。
台湾は日清戦争の結果、1895年から1945年まで日本に統治された。旧制台北高校から京都帝国大学に進み、日本軍に従軍した李氏は、月刊誌 Voice(9月号)に寄稿。
「70年前まで日本と台湾は『同じ国』だった……台湾が日本と戦った(抗日)という事実もない」「当時われわれ兄弟は、紛れもなく『日本人』として、祖国のために戦った」などとした。
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普通の日本人にとって、自分は日本人であり日本の国家の一員であることは当たり前の事だが、では台湾人はどうなのだろう?
国際社会での台湾国家、台湾人という存在。
国民が自分の国を自分の国として認めるという、基本的な問題が、台湾には存在するそうだ。
台湾の共通の国家意識を阻んできた一つは「族郡問題」であり、それぞれの出身背景が異なる「族」の対立がある。
それに加え、中共シナによる統一工作がある。
潜在的にあった台湾の独立派と、中共シナが後ろ楯にある台中統一派の対立が刺激され
“元々台湾に住んでいた人々(本省人)” と “戦後に大陸から渡ってきた人々(外省人)” との間にも摩擦が生じた。
台湾人の出身背景を区別してみる。
◆台湾の総人口(2014年12月現在)
約 2300万人
◆外省人 ※馬英九 総統
外からやってきた民族を意味し、日本統治時代や戦後に蒋介石と共に中国大陸各地から来た人々。
政治で実権を握る反日の割合が高い層。
約 276万人(12%)
◆本省人(内省人) ※李登輝 元総統
元々台湾に住んでいた人々。
親日の割合が高い層。
約 1978万人(86%)
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※本省人は更に福建系と客家系に区別される
○福建系(ホーロー族)
明清時代に福建省南部より移住してきた移民の末裔。
ホーロー語、一般的に台湾語(台語)と呼ばれる福建南部系の言語を話す。
約 1679万人(73%)
○客家(ハッカ)※李登輝 元総統
清朝時代に広東省南部から移住してきた移民の末裔。
中国の福建や広東の山間を起源とするハッカ語を話す。
約 299万人(13%)
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◆原住民 (台湾で先住民とは既に滅んでしまった民族を意味するので原住民とする)
約 46万人(2%)
内訳 > 公式に認められている16原住民
アミ 約17万5000人
タイヤル 約7万5000人
ブヌン 約5万人
カバラン 約1100人
パイワン 約8万5000人
プユマ 約1万1100人
ルカイ 約1万5000人
サイシャット 約5600人
サキザヤ 5000~1万人
セデック 6000~7000人
サオ 約600人
タロコ 約2万4000人
ツオウ 約6500人
ヤミ 約3500人
サアロア 約400人
カナカナブ 約500人
現在の台湾では「族」の対立といっても、民主改革が進み、長年の婚姻関係や友達関係や仕事関係の付き合いなどから、かなり緩やかになってきた。
しかし、選挙の度にこれら「族」の対立を煽るメディアや、異常なまでの政治操作、中共シナによる工作が行われ、台湾国民は嫌気が指しているのが実情だという。
人口は日本の一地方と同じ程度とは言うものの、台湾の実情は、この「族」も絡み非常に複雑だ。
単一民族の日本でさえ、ようやく在日外国人 …特に第三国人の問題が知られるところとなったが、台湾では更に根深い問題なのだろう・・・
単純に
本省人だから台湾独立・・・
外省人だから台中統一・・・
二極化で分けられるほと台湾の事情は簡単ではないということだ。
台湾人が中共の軍事力に抵抗する為には、台湾人の団結が何より必要で、台湾人同士が内輪揉めしていては中共シナの思う壺になる…
とはいえ
2012年の台湾行政院の調査によると8割以上の台湾人が中国と台湾の関係について、中共に隷属しない、独立した現在の状態を維持する事を望んでいるという。
このことを証明するように、立法院(日本の国会議事堂にあたる)を占拠した学生運動から始まった社会運動も起きている。
2014年3月18日
貿易自由化をめぐり、中共シナが台湾を飲み込もうとした「サービス貿易協定」に反発した「ひまわり学生運動」が、50万人(主催者発表)規模にまで及ぶ。
同年11月29日
台湾統一地方選挙では、国民党が大敗し、馬英九が国民党主席を辞任するなど、政権が大きなダメージを受けたことからも、明らかに台湾国民による中共シナへの反発が見てとれる。
その上で
台湾が主権独立国家であり続け、真の国家正常化を成し遂げる為には…
国号を中華民国から台湾に正し、台湾の歴史や文化や民族性に則した憲法を、台湾人自らが成立させることが大きな課題だろう。
このように、複雑な事情を抱える台湾だが。
日本に震災の義援金を世界で一番多く送ってくれたり、日本と日本人を友人と思って下さっている人が多いのは揺るぎのない事実だ。
台湾人が台湾人として中共に対抗する事は、台湾と同じくシーレーンが命綱の日本としても無関係ではない。