「ねぇ、あたしにかたいのちょうだい」

「あたしもかたいのがすき♪」

はいはい、ちょっと待ちなってと焦らすように腰の具合を確認しながら熱くなったお汁が溢れそうな中に棒を沈めていく…
















とあるショッピングモールの中でちょっとした北海道の催事を行っていて、一部に人だかりができている。なにかしゃん？と見に行くとらーめんの試食をやっていた。丁度あたしの直前で湯がいた麺が切れたらしくおっちゃんが『ちょっと2分待ってくれる～？』と待つくらいならいいやと思ったのに有無を言わさず割り箸を割って渡してくる。

おっちゃん焦れたのか2分経つ前に『ちよっと硬めだけど』と出してくれるが、程よい硬さとは言えない(硬すぎる)仕方なくそれをすすっていると、他のおばさま(みのもんた風に言うとお嬢さん)方が「あたしにもかたいのちょうだい♪」とか「あたしもかたいのがすき♪」などと言ってやって来た。おっちゃん麺を箸で捌きながら『何でもかたい方がいいでね。かたくないと子供が出来んでね』

うすらぼんやりと聞いてたあたしは内心「いやいや、マンゴーやパパイヤのかたいのは不味いだろう」と思ったのだかふと気付く…



「(# ゜Д゜)！！おい、おっちゃん下ネタかよ！！」



そう思って聞くとお嬢さん方が「かたいのがすき♪」『あいよ、かたいのお待ち』なんて言ってるとちょちょちょっと待て！と言いたくなる。

しかし気付くのに一瞬遅れため突っ込むのは叶いませんでした(笑)


マンゴーやパパイヤは柔らかい方がいいけどバナナはかたい方が好きです←こらw