本日職場の前の横断歩道側のガードレールにへたりこんでいるおばあさんを数人の人が囲んでいた。おばあさんは自転車を引きながら暑さにやられて転んでしまった模様。

おばあさん自力で立てないのでみなさんが救急車を呼びましょうかと勧めるも『主人を呼びますので』と救急車を拒否する。とりあえず外では暑いので店の中に入って待ってもらう。その際みなさんで抱えておばあさんを運ぶ。


しかしみなさんこの後が気になって帰れない。
だってご主人を呼ぶってことはおじいさんが来るってことでしょ？おじいさん一人じゃ絶対抱えられないじゃん。うちらが一緒に抱えて車乗せなきゃならないじゃんとひたすら待つ。こういうときの待ち時間は長く感じる。おばあさん『すみません、みなさん用事がおありでしょう。どうぞ帰って』と仰るけど救急車を呼ばなかったが故にみんな心配過ぎて帰れないのよ。

漸くよたよたと車でご主人やってくる。ご主人呑気に『どうしたの？』とやってるけどこっちはとにかく早く病院連れてってという気持ちでいっぱい。みなさん素早くおばあさんを車に抱え乗せ、あたしは自転車に残っていた荷物をさっさと車に積み込む。

みなさんはそれで帰っていかれました。

ご主人はこちらが気を揉むほどゆったりと車を走らせていきました。


救急車だったらさっと担架で運んでもらえるけどあのまま普通の車で行ったら病院いったとき大変だろうに。無理にでも呼びたかったとちょっとすっきりしない気持ちもあり、一般市民のみなさんの親切心と共に過ごした短い時間がなんかいいもんだなとおもいました