名はあーさと言う。

あーさは会社の先輩だ(44歳独身、彼女なし)。あたしはこれっぽっちも先輩として扱わない、おかげで歳は上なのに同等扱いされる。もちろん普段の会話はお互い貶し合い(笑)でも本当に仲良しで昔はグループで色んな所に一緒に出掛けたものである。

あーさは野球、プロレス、アニメヲタ且つロリコンのハロプロヲタだが、とても朗らかで親しみやすいキャラクターでコミュニケーション能力も高いので周りの人達からは割と愛されている。

休みの日と言えば大抵一人で旅して美味しいもの食べたり(がさつな割に意外とグルメなのだ)球場やライヴ等どこか出掛けたりしてはFacebookやTwitterに画像を載せてたりする。そんな姿を見て周りの人らは『あーさ程人生楽しんでる奴はなかなかいない』と言う。

アクティブな印象が強いあーさなのだが意外と読書家でもある。なぜかあーさはあたしの趣味に関してどこか一目おいてくれているのか、それを取り入れることがある。本をよく読むのを『それはいい趣味だな』と言ってそれから図書館に通いだしすっかりはまったようだ。
一人旅の仕方はあたし自身あーさから影響受けたりしている部分はあるのでお互い様なのだろう。

なのでどんなに朗らかに見えるあーさが実はかなりな孤独感に苛まれているのに気付いてしまっていて、趣味にやたら邁進しているのも寂しさと向き合うのを避ける為だと知っている。それはある部分での自分の姿でもあるからだ。

あれ？何だか無性にシリアスになってしまったよ？かなり爆笑ネタな持ちなはずなのに(笑)

そんなあーさとは一生、いや生まれ変わっても清いお付き合いができると誓えるわ。そんなこんなで今度一緒にホルモン食べにいってきまふ