忘れ得ぬ人｜ワクワクメール

忘れ得ぬ人

最近､10年の間､お世話になった相手への､感謝の気持ちを表し続けた青年の日記を書いた時､自分自身を振り返った

私がいつまでも忘れずに感謝を持ち続けている相手

別居の時､私の話を聞きながら､目に涙を浮かべて必死に泣くのをこらえていた友人

引っ越しの時は､曜日の関係で出す訳にはいかない､生ｺﾞﾐの始末まで引き受けてくれた

もう一人は､お母様と妹さんが離婚していて､他人事とは思えず､我が事のように親身になって尽くしてくれた

一人暮らしの私に､ｹｰｷを持ってきてくれた日

別居し､初出勤の日に､私と仲良しの彼女の子供を連れて､満面の笑顔で､お店に訪れてくれた日

私自身は､完全に吹っ切れて､ｽｯｷﾘした気分なのに､届けを出すのに車を出してくれた彼女のほうが､ｼｭﾝとしていたあの日

そして､誕生日には､家族ぐるみで花火をしたあの日

手作りのｹｰｷを焼いてﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄしてくれた

車の中で､彼女の子供と声を合わせて､｢ﾊｯﾋﾟｰﾊﾞｰｽﾃﾞｰ！｣と。

ｱﾊﾟｰﾄに帰り､まだ温かいそのｹｰｷを食べたあの日

彼女の子供からは､私の似顔絵のﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ

下の名前が同じなので、一度覚えた私の名字を､必死になって新しい名前に言い直そうとしていた
かわいくて､思わず吹き出してしまう

彼女たちが関東に引っ越し､もう5年

彼女は､子育て･仕事をこなし､ﾒｰﾙの返事も返ってこない時もある

でも､私は彼女たちを忘れない

感謝の気持ちを持ち続けていく

苦しかった時､自分が支えてもらったから

乗り越えた私を､全て知っているから

必ず､自分の夢を叶えて､彼女たちに会いに行くと決めている