軽くついたはずの嘘がどんどん大きくなって取り返しがつかなくなった~の話
40代半ば  群馬県
2015/11/11 16:33
軽くついたはずの嘘がどんどん大きくなって取り返しがつかなくなった~の話
前回の日記で、学生時代に親に泣きついて仕送りを早めてもらったことを書きました。

その事で思い出した話があったので書いてみます。



大学3年次の夏休みが終わった頃の話です。

ゆるみきった学生生活真っ只中、

3年次の秋くらいになると、ちょっとだけ「ピリッ」とした空気が流れ始めます。

4年間のモラトリアムも終わりが見え始め、卒業後を見据えた就職ガイダンスやら相談会なんかが始まるからです。


将来の夢もチボーもなく、ヨダレをたらしながら、アホ学生をやっていた僕は、

「わー、もうみんなしょーらいのことかんがえてるんらー!すげーなー、えらいんだなー。お、お、おにぎりがたべたいんだなー」

と、アホの極み乙女でした。



ある日、

何も考えていないであろうアホ息子を案じて母親から一本の電話が入りました。


「地元での就職を視野に入れているのだったら自動車免許を今のうちに取っておきなさい。」


なるほど。まっとうなご指摘である。


私の地元の「群馬県」は、自動車がないと実に生活がしづらいのです。

ましてや仕事に就くとなると、尚更なのです。


二輪免許はあったものの、自動車免許は取得していませんでした。

東京や千葉・神奈川あたりで生活するのであれば、あまり自動車の必要性もなく、
面倒くささもあり、

有り体の断り文句で、

「そんな大金もってないよ?」
と答えると、

「お金は貸します。仕事を始めたら、ちょっとずつ返せばいいから、時間のある今のうちに必ず取りなさい!就職活動にも影響するよ!」
と、半ば強引に話が決定。


すると、次の日には口座に免許取得資金として、30万円が振り込まれていました。

親というのは子供のことを常に考えてくれているんですね。


そんな親の心子知らず。


自分の口座に30万円もの大金が振り込まれて、
浮かれポンチのゴー☆。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

※ 30万円もあるんだもの
※ 1万円だけ勝負して
※ 倍になれば、31万円になるんだよなぁ

※ ゴーを

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


↑トイレに張られているアイツが、都合のいいように脳内変換されヒラメいたため、
その足でパチンコ屋に行ってしまいました。


アホの極み乙女ですね…



1時間もたずに1万円が当たり前のように消えてなくなり、

取り戻そうと更に2万円打ち込んだものの結果は火を見るより明らか。


翌日から失った3万円を取り戻すためにパチンコに行き、また負けて帰る。


1週間後には、30万円は20万円にまで減ってしまってました。



で、アホの極みは考えました。

「20万円では自動車免許はとれない!。もう20万円だろうが10万円だろうが一緒だ!」

そんなこんなで免許を取ることすら、すっかり忘れて、パチンコ三昧の日々を送ってしまいました。

そして更に免許資金はじわじわと減っていき、取り返しのつかないところまで進んでいってしまいました。


その間も親からは、
免許の進行具合や何段階まで進んだのか?
を問う連絡が入りましたが、
その都度うまく?誤魔化していました。
(嘘その1)





時は流れて翌年の初夏。




何かの申請で身分証の写しが必要だから、免許証のコピーを送れと母親から連絡が入りました。

血の気が引くとはこの事です。


すっかり免許のことなんて忘れてた…。


さんざん悩んだすえ、その場は今もっている免許のコピーの「種類」のところをグニョグニョってボヤかしたものを送って誤魔化しました。
(嘘その2)





また時は流れて、その年の年末。


地元の小さな企業への内定を貰うことができました。

学校にいく機会も大幅に減ったため、アパートを引き払い、地元へ戻ることに。


とはいえ、ワンルームのアパートから実家に持って帰る荷物なんていっても、ベッドと冷蔵庫。それと15インチのテレビくらいなのだから、引っ越し業者を頼むのはもったいない。

レンタカーで2トントラックを借りて自分で持ってくれば格安で済ませられるでしょ?

親からのナイスアイデアであったが、僕にとってはバッドアイデアなのです。

なぜなら、免許がないから。

焦りにあせったが、今から免許を取りに行く時間なんてない!



しかたなく地元にいる友人にお願いして、引っ越しの運転手をお願いすることにした。

もちろん親には僕が運転して、友人は手伝いということにして。
(嘘その3)



引っ越し当日、

千葉から群馬へはそこそこの長い道のりにも関わらず、友人は文句ひとつ言わず運転手をしてくれた。

約4時間ほどかけて、実家に到着し、荷物を降ろし、レンタカーを返しに千葉へ戻ろうというときのこと。



母「友人くん、手伝ってくれてありがとうね!帰りは、ゴー☆が運転していきなさい。」

ゴ「…。」

友「あれ?ゴー☆、免許持ってないだろ?」

ゴ「(小声で)バカっ!それ言うなって」

母「どういうことか説明しなさい…。友人くん、今日はひとまず帰ってもらっていい?」




竹中直人以外で、笑いながら怒るひとを初めて見た瞬間でした。



その後は、もう、ひたすら土下座、いや、土下寝です。

3月の卒業後、実家の居心地の悪いこと×2。
まぁ、自分で蒔いた種なんですが。



4月に社会人となって働きだして、毎月実家に食費+免許の返済金を相当長い期間入れたのは言うまでもありません。




で、結局何が言いたいかと言うと

親ってのは、ときどき
ニュータイプか!?ってくらい
勘が鋭くなるよなぁ~


ってこと
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コメント

40代半ば  群馬県

2015/11/15 12:32

2.  >>1 亀頭輝夫さん
子供のポテンシャルを計り違った。
って感じでしょうね(笑)?
思っていたよりあなたの息子さんはモンスターに育っつましたよ、みたいな。
ただし、あれ以来反省しましてバレる嘘はつかない様にしておりますm(__)mハイ

50代前半  栃木県

2015/11/15 7:45

1. それは親が悪いですね(´・Д・)」
自分のムスコが30万手に入れて、では母上様行って参りますと免許を取りに行くと思った事が間違いですよね?
ゴー☆をは全然悪くないですよー

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