まだ いかんとって おばちゃん
40代前半  静岡県
2016/07/29 14:42
まだ いかんとって おばちゃん
和おばちゃん…



僕が 幼い頃から いつもいつも 僕の味方をしてくれた 和おばちゃん。



もう 20年くらいあってなく どうしてるのかなぁて 気になっていました。


和おばちゃんは 僕が小さい頃から やんちゃ盛りの頃まで 本当に味方を してくれたんです。



オトンを 怒らせてしまって 命からがら 裸足で 家を 飛び出し 走っていると…



『あきら[あせあせ(飛び散る汗)]はよ おいで[泣き顔]』って 家に入れてくれて


まだ 僕を探し回ってる ゴリラ親父に みつかるとまずいので



『押し入れに 入っとき[泣き顔]』って 毛布で 体をくるんでくれて 押し入れにかくまってくれたり…



その後 めっさうまい 卵焼きを 食べさせてくれるんです。



涙ながらに 食べたのを 今でも 鮮明に 覚えています。



ケンカや暴走族で 警察のお世話に なったときも 卵焼きを 差し入れしてくれました。



あの時は 卵焼きを じーっと 見つめて なかなか食べれませんでした。



数えきれません。



和おばちゃんに お世話になった事は[あせあせ(飛び散る汗)]






風の噂を 耳にしたんです。



和おばちゃんは 今ひとりっきりで 生活保護を うけながら 生活してるって…



めちゃめちゃ心配になり 電話したかったんですが 僕は 携帯電話を 水に落としてしまい昔からの データを 全部だめにしてしまったので 連絡先が わからなくなってしまっていたんです。




あらゆる方法を使い やっとわかって 連絡したんです。



りりり~ん[るんるん]




『はい 誰[!?]



『あっ 和おばちゃん 俺あきら~[わーい(嬉しい顔)]



『あ…きら[!?] 誰』



『俺やで のぶ所の あきら~[あせあせ(飛び散る汗)]



『あ…き…ら[!?][!?][!?]



『うん あーきーらぁぁぁ[泣き顔][泣き顔][泣き顔]



『うるさいわぁ~[ちっ(怒った顔)]



『あっごめん[がく~(落胆した顔)]




『ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーあほのあきらかぁぁ[わーい(嬉しい顔)] よーく電話くれたね~[わーい(嬉しい顔)] ありがとうなぁ~[わーい(嬉しい顔)]


(少しあれって…)







おばちゃんは 思い出してくれて 僕は ある決意をしたんです。


もしおばちゃんが 静岡で生活してみたいとおもったら 僕の側に 呼ぼうって…




おばちゃんは 若い頃に旦那を 亡くし 子供も居なく お姉さんが 一人いるんですが 絶縁状態…





おばちゃんは 78歳





一発返事でした。






『行きたいー[わーい(嬉しい顔)]





さっそく家さがしや 色々生活保護の事ややらを 乗り越え 僕はおばちゃんを大阪に 迎えにいきました。



そして 静岡に 向かい二人で 車にのりました。



おばちゃんは びっくりするくらい 老けていました。





色んな 昔話をしながら あっという間に 静岡につきました。



そして おばちゃんの静岡生活が はじまった…のですが…












『あんた誰』






ぐさっときました…




たまに おかしいんですよね~ 普通の時は普通なんですが…












アルツハイマーなの[!?][!?]


待ってよ おばちゃん~[涙]俺なんでも するから~[涙]まだ いっぱい連れて行きたいねん~[涙]





水の綺麗な 忍野八海

美保の松原 日本平からの富士山

富士の樹海 熱海

伊豆半島


いっぱいいっぱい あんねん~[泣き顔]












すると おばちゃんは 台所から 部屋にもどってきて すっと…












卵焼きを 出してくれました[涙][涙][涙][涙][涙]










和おばちゃん[涙]
本当に ありがとう[涙]
コメント不可

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