北極星
僕が道を見失った時
向かうべき方角に迷った時
空を見上げると
いつも君が輝いていた
そこから
僕がどんな風に見えていましたか?
この小さな世界で
道に迷い
途方に暮れ
右往左往している僕
僕は君が
いつも揺るぎない光で
空の一点に在り
そんな弱い僕を
導いてくれていると思っていた
でも
僕が僕の小さな世界から飛び出し
宇宙から君を眺めて見た時
僕は君が
他の幾千の星と
見分けがつかなくなった
君も
他の星と同じ
あるいは
僕と同じなのかもしれないね
そう思うと
君が北の遥か天空じゃなく
僕のすぐ隣で
輝いていてくれているように感じた