40過ぎても独身貴族（死語？）の弟から以前に鎖骨を折った時に、補強で埋め込んだチタンプレートを摘出する手術をするために入院するから、飼い猫の餌やりの依頼を電話で受けた！
この時に俺は自分の未来を克明に予知していた。
……が弟が家族のように可愛いがる猫のために俺は弟のマンションに向かった。
例え弟が住むのマンションといえど、オートロックを解除して慣れない建物に入るのには少し違和感がある……
エレベーターで目的階に到着しドアを開けて部屋に入ると早速、弟の愛猫グリーンがやって来た！
だが侵入者は飼主の弟ではない……
飼主と血が繋がっていようがグリーンには関係ない……
工藤静香ヨロシク目が合った瞬間通じ合……わない。
グゥルルルゥ～と喉を鳴らして警戒するグリーン……
すべて了承折り込み済み！
俺は気にもせず餌の準備！エサ皿を洗い！新しいネコ缶を……
と思った瞬間にグリーンが俺のカカトに向かって飛び掛かってきた！！
唸りながらも一定距離を保って近づかないと思っていたが…俺の存在に慣れて攻撃してきやがった…




カッチーンィィィン！



俺は猫にエサをあげに来た男ではない…
弟が可愛いがっている猫にエサをあげに来ただけの男だ！
動物愛護精神なんて持ち合わせてない男だ！
懐かぬネコに遠慮はしない…ホウキを手に持ち
「エサの準備が出来るまで寝室で待ってろ！」
という意味を込めて突きまくり優しくグリーンを寝室に追い込んで、無事にエサをあげて来ました（笑）