奇祭「裸祭り」…の書
こちらで言うところの「裸祭り」とは
名古屋市北西部、稲沢市の国府宮(コウノミヤ)神社にて
毎年旧暦の正月13日から翌朝にかけて、1200年前よりとり行われる「奇祭」にある
祭り周りには10万人以上もの見物客が見守るのだが
裸祭りの内容、その表向きは…
候補五人より抽選で選ばれた神男(シンオトコ)
それは数日前から身を清め、全身の毛を剃り落とした真っ裸の神男が、
8000人とも言われるふんどし姿の裸男(ハダカオトコ)の群衆中に飛び込むのだが、裸男達はたった一人の神男に触れることで厄から逃れようとする。
裸男たちによって凄まじい揉み合いとなり、
神男が全ての厄を受けて揉みくちゃにされながら、なおい殿へ引きずり込まれるまでの数十分間の激闘がこの奇祭たる所以にある。
本年の祭りは昨日夕刻に行われた
実はこの裸祭り、
クライマックス部分は生中継で毎年ローカルニュースで放送される
一糸まとわぬ神男がなおい殿に入る直前までのアップ映像は当然不可
と言うよりも、神男は裸男達に囲まれてまず映らないが
昔昔、叔父が神男候補の五人まで残ったのだが、惜しくも落選(ニュースでも確認)
その当時、事前に言われたのが、もし叔父が神男になったなら護衛をするようにと…
そう取り巻き~護衛である。
それは神男の職場の有志、私生活から支援する者、神男になれなかった者に加え、歴代の神男などから構成されるガード集団なのだが
相手は8000人とも言われるふんどし荒くれ裸男達
全裸の神男目掛けて、触るどころでなく
全身つねる、引っ掻く、殴る蹴る、
局部も同じくぐちゃぐちゃにいたぶられ
神男は数分で立つことさえ不可能になる
護衛の者達は命懸けで守り、必死に担ぎながら、なおい殿へ運ぶのである
身体衰弱の神男殿内で息絶え絶えとなる
そう、この祭りは護衛達と裸男達との「喧嘩」殴り合いでもある
幸い自分は護衛になることも無く事なきを得たのだが、叔父からの伝承で以上の詳細を知らされた
話は脱線した
この地方では例年「国府宮」では最後の寒波が来ると言われるが、日中寒さ感じることの少ないここ数日
本来ならば、男達には打ち水が掛けられ湯気が湧き立つのが風物詩にも、映像からは汗、汗だくだけにある
何という季節感のないことか!
まぁそれだけ春に近寄りしということか
しかし
どうせ裸祭りにあるならば
相手は一人で良いからな、
おなごとの
裸祭りが
うーん、ViVA! したい
\(_ _)96 ←バカ