女性のプロフを見ていて、『穏やかな人を望む』とか『価値観の同じ人』と書いているのが、多いことに気付く。確かに、暴力を振るって、事を終わらせる男は論外(対等な立場での喧嘩であればいいが)だし、できるだけ価値観が近いほうが疲れない。
でも、果たして、それを望むだけでいいのかなぁ？って思ったりもする。僕達、ロボットじゃないんだし、喜怒哀楽は当たり前にあるし、極力、怒は避けたいけど、それは、相手の行為にも寄るものだよね。

悩んでしまう。
子供が生まれ、育てる時にも、男性には、穏やかでいて欲しいのだろうか。
自分の遺伝子を受け継いだ子供だって、年齢を重ねれば、自我に目覚め、自分なりの考えで行動するようになる。親の“ワガママ”ばかり聞いてはいられない。やはり、親とは違う人格をもった人間なのだ。
でも、若さの余り、間違った方向に行ってしまうこともあるであろう。
そんな時にも、見過ごしたり、叱らない、寛容な振りをした、『穏やかな親』であっていいのだろうか。
最近、厄介だからって、相手の感情に振り回されたくない、向き合おうとしない、無難に生きようとする大人が増えてきているように思う。
でも、社会に出れば、経験を積んだ先輩達から見れば、未熟者。叱られることによって、学んでいくことは、多々ある。
そういうことに、慣れていない人達って、自分が未熟だってことに気付かされていないから、被害者意識しか生まれてこない。
すぐに、親や組合に訴えたりする。他力本願で、結局、責任回避。

そんな、責任感の無い、弱い人間で、やっていけると思ってるのかなぁ。
子供を社会に適応できる人間として、育てていけると思う？
せっかく柔軟な発想力を持っていても、人のこと、周辺環境を学ばない人は、成功しない、長続きしない。

人を叱ってる光景を見て、大人げないっていう人達は、子供達を弱くしてしまうことに気付いてください。
大人としての責任を果たしてないって、恥ずかしく思ってください。