伝説のレスラー vol.4/ダイナマイト・キッド 改訂版
伝説のレスラー。
第4回目の今回は過激な剃刀戦士。
爆弾小僧
ダイナマイト・キッドの登場です!
キッドを語る上で欠かせない人物と言えば…。
ライバルという点では
やはり初代タイガーマスク佐山サトルであろう。
タッグパートナーという点では
デイビーボーイ・スミスが1番でしょう。
キッドのレスリングの源流はキャッチ・アズ・キャッチ・キャンなのは間違いないのだが、それを微塵も感じさせないエンターテイメント性に富んだ試合内容は圧巻の一言に尽きる。
過剰なまでの受け身で対戦相手の力を存分に発揮させた上で、自らはそれ以上のファイトで相手をねじ伏せる。
スピード、 パワー 、技のキレ 、スタミナ。
どれをとっても超一流のレスラーであった。
1975年にビッグ・ダディが主宰する、イギリスのジョイント・プロモーションズでデビュー。
77年にはローラーボール・マーク・ロコと抗争。
78年にはジム・ブリークスからブリティッシュ・ウエルター級王座を奪取した。
同年にはカナダのカルガリーに渡り、スタンピード・レスリングに定着。
英連邦ミッドヘビー級の初代王者に認定されている。
79年に英連邦ジュニアヘビー級王者として国際プロレスに初来日。
WWU世界ジュニアヘビー級王者の阿修羅原とラウンド制のダブルタイトルマッチを行い引き分ける。
80年に新日本プロレスに登場。
藤波や佐山タイガーとジュニア戦線で大活躍した。
佐山の返上したWWFジュニアヘビー級王座決定戦で、ザ・コブラ、デイビーボーイ・スミスとの三つ巴の同点決戦の末、同王座を獲得する。
83年にPNWに登場。
カート・ヘニングを破り、NWAパシフィック・ノースウエスト・ヘビー級王座を獲得。
主戦場のスタンピードレスリングではキラー・カーンを破り、看板タイトルのスタンピード北米ヘビー級王座を獲得している。
84年の暮れにスミスと共に全日本プロレスに電撃移籍。
新日本のMSGタッグリーグ戦に出場するはずが、全日の世界最強タッグ決定戦リーグ戦に参加。
新日ファンをビックリ仰天させた。
翌年の世界最強タッグ決定リーグ戦にも参戦。
この頃からスミスと共にウエイトアップを図り、ヘビー級に転向。
ビルドアップされた肉体は一時108Kgにまで達するのである。
ウエイトアップと共にスピードや技のキレが衰えると懸念されたが、スピードも技のキレも今まで通り…イヤそれ以上になり、並み居るヘビー級ファイター達と互角以上のファイトを展開するのである。
しかし唯一 残念だったのが身長。
172cmしかないのだ。(公称は180cm)
だかしかし
ブロディ&ハンセンの超獣コンビ曰く
「キッドの身長があと10センチあったら、もしかしたら負けるかもしれない!」
とまで言わせたのはスバラシイと思う。
85年にスミスとのタッグチーム「ザ・ブリティッシュ・ブルドッグス」としてWWFに移籍。
WWF世界タッグ王座を獲得。
86年に試合中に椎間板を負傷するアクシデントに見舞われる。
その後は88年にWWFを離脱。
89年に再び全日本プロレスに登場。
ジョニー・スミスをパートナーに「ニュー・ブリティッシュ・ブルドッグス」を結成しアジアタッグ王座を獲得。
92年に1度は引退したが、93年に現役復帰。
96年にみちのくプロレスに参戦するのだが、全盛期の見事にビルドアップされた肉体の面影は微塵もなかった。
WWF時代に大量に摂取していた薬物の後遺症と試合中のアクシデントの影響で肉体が萎んでしまったのである。
現在はもっと状態が悪く、車イス生活を余儀なくされている。
全盛期のキッドの見事に鍛え抜かれた肉体、スピーディーかつダイナミックなレスリングを目標に掲げたレスラーは数多い。
そして今も尚、憧れの選手、そして影響を受けた選手として名前を挙げるレスラーは後を絶たない。
記録より記憶に残る名レスラーですね。
1958年12月5日
イギリス・イングランド・ランカシャー出身
本名 トーマス・ビリントン
T 172cm W 100kg
得意技
・ダイビングヘッドバット
・ツームストーンドライバー
・カミソリブレーンバスター
・バックドロップホールド
・ペンデュラムバックブリーカー
・ドロップキック
・エルボースマッシュ
・ショルダーブロック
・ハンマ-アームドロップ
・ダブルアームスープレックス
・サイドスープレックス
コメント
2016/08/27 13:09
15. >>14 奏さん
身長があと10センチあればのハンセンのコメントが彼らの凄さを物語っていますよね(^.^)
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2016/08/27 10:43
14. 爆弾小僧~ 何も言うことは無い ミラクルパワーコンビ VS ブリティッシュブルドックス 魂が震えました
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2015/09/23 9:29
13. >>12 しんのすけさん
あれはマクマホンが悪い(-""-;)
WWFなんかに行かなければ
キッドはまだまだやれたはず(--;)
まぁ それを受け入れたキッドも
悪いのですけどね(´-ω-`)
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2015/09/23 9:14
12. 思いきったキレのあるファイトスタイルは見ていて気持ち良かった。
技ひとつひとつに無駄がなく、痛そ~。
WWFに行ってブルドックを引き連れてきたあたりから、おかしくなっていったかな。
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2011/07/16 22:44
11. >ドンキーさん
ドンキーさんの世代だと あまり日本に来てなかった時じゃない?
そんなコトもないのかな?
キッドは世代を越えて愛されてますな(^_^)
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2011/07/16 20:37
10. ダイナマイト☆キッド久々ッす
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2010/07/18 22:43
9. >りゅー【プロフのsexとキャリア以外嘘っぱちバージョン】さん
僕らの時代の人達って結構ダイナマイトのファンが多いですよね
強かったからね~
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2010/07/18 22:36
8. 小さいけど彼は強かった
返コメ
2010/06/29 10:34
7. >プリズナーNo.6(ニャンコ先生)さん
クリスはキッドの超 大ファンだったから憧れのキッドの真似をしたかったんでしょうね
ジェシー・ベンチュラなんてビリー・グラハムの完全コピーみたいですもんね
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2010/06/29 0:11
6. どうしても
ペガサスキッド
クリス・ベノワを
思い出す
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