伝説のﾚｽﾗｰ vol.17/ﾘｯｷｰ･ｽﾃｨﾑﾎﾞｰﾄ

ﾘｯｷｰ･ｽﾃｨﾑﾎﾞｰﾄが初来日した時はﾜｸﾜｸしながらTVを観ていた記憶がある｡

｢まだ見ぬ強豪｣の筆頭として前評判がかなり良かったからだ｡

｢南海の黒豹｣というﾆｯｸﾈｰﾑも彼にﾋﾟｯﾀﾘで余計に観たいと思ったもんだ｡

実際に観たﾘｯｷｰは評判通りのｼｬｰﾌﾟな動きで技のｷﾚも申し分なかった｡

ただ馬場や鶴田の相手としては少々物足りなさを感じずにいられなかった｡

そう彼は重量級のﾚｽﾗｰではなかったのだ｡

身長１８０cm 体重１０５kg｡

明らかにｼﾞｭﾆｱﾍﾋﾞｰの体格｡

でもその物足りない分を補って余りある物を彼は持っていた｡

ｽﾋﾟｰﾄﾞだ｡

ｶﾝﾌｰﾁｮｯﾌﾟやｻｲｸﾛﾝﾎｲｯﾌﾟなどのｽﾋﾟｰﾃﾞｨｰな技を駆使してﾍﾋﾞｰ級のﾚｽﾗｰ達とも互角に渡り合ってきたのだから努力だけではなく天性の物を持っていたのだと思う｡

彼は若い頃からいいﾗｲﾊﾞﾙがいたのも成功した要因のひとつでもあるのでは｡

ﾘｯｸ･ﾌﾚｱｰ　ｼﾞﾐｰ･ｽﾇｰｶ

ﾐｯﾄﾞｱﾄﾗﾝﾃｨｯｸ･ﾍﾋﾞｰのﾍﾞﾙﾄを巡っての三つ巴の闘いは彼等を成長させたはず｡

いつの時代もﾗｲﾊﾞﾙに恵まれたﾚｽﾗｰは大成するんですね｡

1953年5月18日
ﾆｭｰﾖｰｸ州ｳｪｽﾄﾎﾟｲﾝﾄ出身｡

本名ﾘﾁｬｰﾄﾞ･ﾍﾝﾘｰ･ﾌﾞﾗｯﾄﾞ

Ｔ 180cm Ｗ 105kg

得意技

･ｻｲｸﾛﾝﾎｲｯﾌﾟ
･ﾊﾞｯｸﾊﾝﾄﾞﾁｮｯﾌﾟ
･ﾀﾞｲﾋﾞﾝｸﾞｸﾛｽﾎﾞﾃﾞｨ
･ﾄﾞﾛｯﾌﾟｷｯｸ

2009年ＷＷＥ殿堂入り｡