伝説のレスラー vol.235/キム・イル
オールドタイマー編シーズン3
32回目の今回は
「韓国の猛虎」 キム・イルの登場です。
1958年に同郷の英雄 力道山に憧れて漁船で日本に密入国し、プロレス入りのチャンスを窺っていたが、翌年に入管法違反で逮捕されてしまった。
力道山が同郷のよしみで身元引き受け人となり、日本プロレスコミッショナーである大野代議士の口添えで釈放された。
実に緩い時代ですなぁ~(-.-)
そのまま日本プロレスに入団。
同年には「大木金太郎」のリングネームでデビューしている。
元々 韓国相撲の横綱であったため即戦力ってことだったのでしょうね。
翌年には馬場と猪木が入団・デビュー。
「日プロ若手三羽烏」と称されるようになる。
63年にアメリカへ武者修行に旅立ち、ミスター・モトとのコンビでWWA世界タッグ王座を獲得するなどの活躍ぶりであったが、同年 力道山が暴漢にナイフで刺され死亡してしまう事件が起き、力道山を心の拠り所としていたキム・イル(大木)は意気消沈し、故郷の韓国に帰国してしまうのである。
韓国では「大韓プロレス」のエースとして様々な企画を考え、韓国プロレスの発展に尽力している。
65年に「極東ヘビー級王座決定トーナメント」を開催。
自身も参加し、決勝で兄弟子の芳の里を破り、初代極東ヘビー級王者に輝いた。
その後、「5カ国対抗プロレス選手権」を企画し、韓国プロレス界のリーダーとなっていくのだが、日プロを離脱した猪木の穴埋めとして韓国から呼び戻され、馬場に次ぐ日プロNo.2のポジションで活動。
ところが、猪木が復帰したため、再び馬場と猪木の陰に隠れた存在となってしまった。
67年にソウルでマーク・ルーインを破り、WWA世界ヘビー級王座を獲得。
1ヶ月後、ロサンゼルスでアイアン・マイク・デビアスに王座を奪われ、短命王者に終わっている。
その後、猪木、馬場が相次いで日プロを離脱。
遂に日プロNo.1の座を獲得。
72年に「頭突き世界一決定戦」と称しボボ・ブラジルと対戦。
この試合はインターナショナルヘビー級王座決定戦として行われている。
ブラジルとの闘いで無事 インターナショナルヘビーを手に入れたが、73年に日プロは崩壊してしまった。
崩壊後に全日本プロレスに入団するのだが、対偶面に不満を持ち退団。
その後、新日本プロレスに登場し、74年に猪木と激突。
猪木のデビュー戦の相手を務めていることもあり、因縁渦巻く一戦となった。
試合前の「勝っても負けても頭突き一筋」の公言通り得意の一本足原爆頭突きで猪木を流血に追い込み、あと一歩まで詰め寄ったが、最後は闘魂バックドロップの前に敢えなく玉砕。
試合後は感極まって泣きながら抱き合うという、両雄にとっても我々ファンにとっても心に残る名勝負となった。
その1年後、今度はジャイアント馬場と対戦。
しかし馬場の切り札、ランニングネックブリーカードロップの前にマットに沈んだ。
その後は全日マットを日本での主戦場にし、キム・ドクとのコンビで馬場&鶴田組からインターナショナルタッグ王座を奪取。
キム・イル&キム・ドクVS馬場&鶴田の師弟コンビ対決は、この時期の全日ドル箱カードとしてファンを沸かせている。
80年になると国際プロレスに入団。
長らく日本で封印されていた、インターナショナルヘビー級王座の防衛戦を行ったり、AWA王者ニック・ボックウインクルに挑戦するなど、もう1人のエースであるラッシャー木村と共に国際プロレスを支えていたが、僅か9ヶ月で国プロを離脱し全日にUターンしている。
しかしNWA加盟団体でない国際プロレスでインターヘビーの防衛戦を行ったことを指摘され、タイトル返上を余儀なくされてしまった。
82年に首の持病が悪化し現役続行は不可能となり、事実上の引退となった。
95年に、それまでの日本での功績を讃えて正式に引退セレモニーを東京ドームで行っている。
2006年 慢性心不全と腎臓血管異常による心臓麻痺により、この世を去った。
享年77
日本では『頭突きの金さん』と言われ、「大木金太郎」のリングネームで活躍した男も最後は体重が70キロにまで減ってしまい、得意の頭突きのやり過ぎでパンチドランカーと同じ症状になってしまっていたみたいです。
今頃、天国で力道山と仲良くプロレスしてるのかな…。
1929年2月24日
朝鮮半島全羅南道高興郡金山面出身
2006年10月26日没
本名 金一(キム・イル)
T 185cm W 120kg
得意技
・一本足原爆頭突き
・足4の字固め
・X固め
コメント
2012/08/02 8:21
10. >マッサージ師さん
おはようございます。
確かにレスラー達は後遺症やら突発的な死を覚悟して闘うべきなんでしょうね(-.-;)
でも日頃の鍛練や健康診断で、なるべくなら悲劇を回避して、永くレスラーとして活動して欲しいものです。
返コメ
2012/08/02 0:23
9. こんばんは、久しぶりですね。
大木は晩年パンチドランカー状態だったのは知らなかったな。
しかしそれはプレスラーの宿命と言うしかない。
他の格闘技と違い、相手の攻撃を受けることが絶対条件たるプロレス。
自らの肉体をカテに、明らかにハンデの多い道を選んでしまった男達。
オリンピックの金メダリストのように皆から祝福されることもなく、やれ八百長だ、やれショーだと蔑まれながら、彼らの闘いはいつまで続くのだろうか。
少なくとも私は死ぬまで付き合うつもりだ。
返コメ
2012/07/29 18:46
8. >もとさん
![[手(パー)]](https://img.550909.com/emoji/ic_p_hand.gif)
![[にこにこ]](https://img.550909.com/emoji/ic_smile.gif)
![[考えてる顔]](https://img.550909.com/emoji/ic_face_think.gif)
![[ウッシッシ]](https://img.550909.com/emoji/ic_face_foppish.gif)
まいどっす
そうです〓
アントンのデビュー戦の相手でしたね~
猪木サンは負けました
馬場サンは田中米太郎がデビュー戦の相手で、こちらは股裂きで勝ってますね
返コメ
2012/07/29 11:28
7. 金太郎が不法入国![[熱]](https://img.550909.com/emoji/ic_face_happy.gif)
![[あせり]](https://img.550909.com/emoji/ic_face_csweat02.gif)
![[パンチ]](https://img.550909.com/emoji/ic_punch.gif)
とは知らなかった
あんまりリアルタイムでは
よく覚えて無かったんですけど
プロレススーパースター列伝によく
でてました
猪木のデビュー相手でしたよね
返コメ
2012/07/29 7:49
6. >たか
さん
![[にこにこ]](https://img.550909.com/emoji/ic_smile.gif)
![[ウッシッシ]](https://img.550909.com/emoji/ic_face_foppish.gif)
オハヨウ\(・o・)/ゴザイマス
猪木サンの頭突きは確かに絶妙でしたね
思い出すのは やはりレフトフック・デイトンとの異種格闘技戦。
完ぺきに秘密兵器でした〓
入門が近かったせいもあるのでしょうが年齢的には若手ではなかったのかな~
返コメ
2012/07/29 6:51
5. おはようございます(^o^)
![[指でOK]](https://img.550909.com/emoji/ic_finger_ok.gif)
![[!?]](https://img.550909.com/emoji/ic_question.gif)
![[ウッシッシ]](https://img.550909.com/emoji/ic_face_foppish.gif)
![[わーい(嬉しい顔)]](https://img.550909.com/emoji/ic_smile.gif)
![[指でOK]](https://img.550909.com/emoji/ic_finger_ok.gif)
![[わーい(嬉しい顔)]](https://img.550909.com/emoji/ic_smile.gif)
大木と言えば「頭突き」
頭突きの似合う風貌ですね
怒りと殺気と絶妙なタイミング
で放つ猪木の「頭突き」が
好きと言うか、格好いいと
思ってましたね
猪木、馬場さんを含めた三羽烏
の一人ってスゴいですね~
<(_ _)>
返コメ
2012/07/29 6:32
4. >福ちゃんさん
![[晴れ]](https://img.550909.com/emoji/ic_sun.gif)
![[猫2]](https://img.550909.com/emoji/ic_cat02.gif)
![[手(グー)]](https://img.550909.com/emoji/ic_g_hand.gif)
オハヨウゴザイマス
馬場サンは猪木サンより格上だとアピールするため、短い時間で勝ってましたね
全日本、新日本、国際と日本に3団体しかなかった時代以降のプロレス界は混沌としてますが、どの団体も長続きできずにいます。
フリーのレスラーは生き残ることすらできずに消えていってます。
カオスな時代に生き残る術を身に付けた者だけが勝ち残れるのでしょう
返コメ
2012/07/29 2:13
3. >そうですね。レスラーも生身の人間
後輩に、全国空手学生大会で優勝して、プロレス大好きが、いました(笑)
レスラーの体力をエンジンと見て、採点を付けてました(笑)
対戦相手は、大事な採点のポイントと、見てました(笑)
馬場は派手な、宣伝はし無いが確実に、猪木の対戦者に勝ってます。
やはり‥プロレスの経営は、難しい。猪木、馬場の世話になれて良かったのだ‥と思います。
大木以外でも、上田等‥
返コメ
2012/07/28 22:42
2. >福ちゃんさん
![[わーい(嬉しい顔)]](https://img.550909.com/emoji/ic_smile.gif)
![[びっくり]](https://img.550909.com/emoji/ic_swirl.gif)
こんばんは
国際を離脱した後に馬場サンとタッグを組んだんですね。
違和感なかったんですかね
しかし後遺症って恐ろしいですよね。
力道山に「朝鮮人は石頭なんだから、頭を鍛えなさい。」って言われて忠実に守った結果がパンチドランカーだなんて…。
それでも本人にしてみれば幸せだったのかな?
猪木サンも4年ぐらい前に腰椎すべり症の手術を受けています。
やっぱりどこかしら後遺症みたいなものはあるんだと思いますよ。
プロレスラーも人の子ですから。
返コメ
2012/07/28 22:15
1. >コイサンサン‥今晩は
晩年は仕方無いですね、昭和56年6月に10年ぶりに馬場とタックを、組んでます。
馬場は海外含め、7000試合近いそうです。
猪木は、議員活動もしてるので、身体のダーメジは、少ないのかな〓
あ‥その点は大木には、あてはまら無いですね(笑)
全日本のテレビ中継で、大木の急所打に、ガッカリしたファンは多かった。
プロレスの人気、経営に、何か力が有ればと‥
冥福を‥
返コメ