伝説のレスラー 番外編 アントニオ猪木 珠玉の名勝負コレクション vol.27
伝説のレスラー番外編
炎のファイター '燃える闘魂 'アントニオ猪木
「珠玉の名勝負コレクション」vol.27
1974年の3月19日に行われた猪木対ストロング小林戦は、色々な形で日本マット界全体に波紋を投げかけている。
小林に勝った猪木は、全日本プロレスのジャイアント馬場に対して「日本選手権を賭けて俺と闘え!」と執拗に迫った。
その時に意外な処から猪木への挑戦の名乗りが上がったのだ。
韓国の猛虎 キム・イル(大木金太郎)である。
大木は1974年の1月に日本プロレスと全日本プロレスとの業務提携の内容に不満を抱き1人で離脱。
地元の韓国に戻っていたが、かつては日本プロレスで「若手三羽烏」と呼ばれていた仲間の1人の猪木が、大物日本人対決に動き始めたことに黙ってられなかったのだ。
しかも大木は猪木のデビュー戦の相手。
対猪木に関しては絶対の自信を持っていた。
小林を破った後の猪木を執拗に追いかけ回し、時には言葉で挑発。
あの手この手で詰め寄り、遂に猪木に対戦を承諾させたのである。
対戦実現までの経緯が色々とあったもんだから両者共に感情的になっており、猪木は「試合でどんな惨事が起きても俺は知らん!」と言い放ち、一方の大木も「試合としての勝ち負けはどうでもいい。どうせ猪木のホームリングだし。とにかく猪木を破壊することに徹する!」と断言していた。
試合前から何やら殺伐とした危険な空気が漂っていた大木戦。
果たして猪木は15年前のデビュー戦の借りを返せるのか?
それとも再び大木の前に平伏すのか?
スペシャルレフリーに豊登道春!
因縁の対決の舞台は整った!
さあ運命の1戦です!
☆名勝負27
1974年10月10日 東京・蔵前国技館
◇NWF認定世界ヘビー級選手権試合
◆時間無制限1本勝負
vs 大木金太郎 (挑戦者)
◯A猪木 (体固め 13分13秒)大木●
※猪木が6度目のタイトル防衛に成功
ゴング前、レフリーのボディチェックの一瞬の隙をつき猪木はナックルパートを見舞っていく。
もんどり打って倒れる大木。
猪木得意の奇襲攻撃だ!
エキサイトする両雄。
ここで試合開始のゴングが鳴った!
序盤の猪木は徹底的に頭突きを警戒。
極力 正面から組み合うことは避け、サイドヘッドロックなどでペースを掴もうとする。
やむを得ず正面から組み合う時は常に大木の首や額を手で制し、更には密着して頭突きを繰り出せない距離を保っていた。
この行為は一見相手の持ち味を殺してしまうように思われがちですが、実は「逆風車の理論」だったと今では思っています。
相手の得意技を徹底的に封じること、徹底して避けることで、観客に「その技を1発でも喰らったら危険なことになる!」ということをアピールしていたのではないでしょうか?。
またそうすることで、「いつ原爆頭突きが炸裂するのか?」
それとも「猪木がこのまま原爆頭突きを封じてしまうのか?」
といった観客の心理を煽り、この試合の1つの焦点にしていたのだと思います。
そうすることにより、試合にいつもよりも緊張感が生まれていたように感じられました。
逆に大木は猪木のコブラツイストを警戒し2度にわたって阻止に成功している。
大木のブレーンバスター、猪木のダブルアームスープレックスが1回ずつ炸裂!
そして試合の中盤。
遂に避けきれずに原爆頭突きがヒットします!
その1発で試合が一気に激しく動き始めるのです。
観客もグワッと身を乗りだし大木の頭突きに引き込まれます。
そこで今度は続けざまに頭突きを喰らっていた猪木が予期せぬ行動をとり、更に観客はヒートアップするのです。
大木に対して自らの額を指差して「もっと打ってみろ!」とアピール!
それを見た大木は、怒りに満ちた表情で頭突きを量産!
これでもかと猪木にぶち込んでいきます!
そして10発目の頭突きがヒットした後に猪木の額から血が流れ出し、鼻筋を伝ってポタポタとマットに落ち始めます。
大木の頭突きだけで流血したのです!
試合前に「勝っても負けても頭突き一筋!」と公言した大木の、これぞ真骨頂と呼べる攻撃です!
しかし猪木も、このまま受け続ける訳にはいきません。
このままでは原爆頭突きの波に飲み込まれてしまう!
勝負師・猪木は機を窺っていました。
13発目!
14発目は遂に1本足原爆頭突きだ!
15発目…ここだっ!
形勢逆転!
カウンターのナックルパートが大木の顎に炸裂!
もんどり打って倒れる大木!
直ぐ様引きずり起こした猪木はボディスラム!
そして止めは豪快なバックドロップ一閃!
間髪入れずにフォールの体勢に入り、カウントスリー!
見事 15年前の借りを返したのです。
あれほどの遺恨や因縁渦巻く対決であったにも拘わらず、試合後はどちらからともなく歩み寄り、抱き合って互いの健闘を称え、過去の経緯を水に流し、号泣する2人を観た時にプロレスって素晴らしい格闘技なんだなと感じました。
以上(^O^)/
アントニオ猪木
珠玉の名勝負コレクションvol.27でした!
どうもアリガト~(-o-)/
コメント
2015/07/23 19:35
24. >>23 アギーさん
反り投げ系の大技は2人とも2回ずつしか出してないんだよ(・o・)
それであれだけの試合ができる両雄は凄いと思う(^∧^)
返コメ
2015/07/23 19:03
23. 個人的には、一番好きな試合かも。
猪木の前半の、大木の頭突きを封じる間合いの妙と、後半の耐えることの凄まじさ!
また、ゴング前の奇襲とラストの説得力!
技を出しあうプロレスに食傷気味なので、この試合の良さは「能」のようだね。
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2015/07/22 14:39
22. >>21 まあこさん
本来なら
平成のプロレスもサイコ~\(^o^)/
って言わせてほしいんですけどね(¨;)
何故か言えない平成プロレス(ーー;)
絶対的なカリスマ不在じゃ
もうダメですかね(--;)
返コメ
2015/07/22 13:57
21. ホントに 昭和のプロレスは最高でしたね~ 今思い出しても 名選手 名勝負 胸が踊ります。酒飲みながら 語り明かしたいですよ♪
返コメ
2015/07/22 9:00
20. >>19 加持リョウジ【[メアド規制中]】さん
あのシーンは昭和プロレス史上、指折りの感動シーンとして永遠に語り継がれる事でしょうね(^_^)
返コメ
2015/07/22 8:14
19. 試合後の二人は、子供心に涙無くしては
見られなかったです。
返コメ
2015/07/21 17:18
18. >>17 ゴッチ式パイルドライバーは実はカール・ゴッチ考案ではないさん
おつかれ( *・ω・)ノ
血を滴らせながら大木に向かって「打ってこい!コノヤロ~!」って言ってる時に顔がアップになるんだけどカッコイイんだよ~(゜▽゜*)
マジ惚れるね(^∧^)
返コメ
2015/07/21 14:39
17. この時代の殺伐とした雰囲気は凄いですね∑(OωO; )
それにしても若かりし日の猪木さんはイケメンですねー(ΦωΦ)!
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2015/07/21 14:09
16. >>15 銀毛狐 vitni Ragnarök☆さん
法事かぁ~(~_~;)
たまに逢うと厄介な親族って
いるよね(ーー;)
まっ 終わったんなら気が楽に
なったとは思いますが(-.-)
返コメ
2015/07/21 13:27
15. >>14 ☆コイサン☆さん
すみまてん、法要で実家の愛知と本山の京都に親族引率して行ってきたっす=33
先生の日記はいっつも楽しみにしとりまつんで( ̄∇ ̄)
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