伝説のレスラー 番外編 アントニオ猪木      珠玉の名勝負コレクション vol.50
60代前半  埼玉県
2015/09/01 5:25
伝説のレスラー 番外編 アントニオ猪木      珠玉の名勝負コレクション vol.50

伝説のレスラー番外編


炎のファイター '燃える闘魂 'アントニオ猪木
「珠玉の名勝負コレクション」vol.50


恐らく猪木にとって、思い出したくもないヨーロッパ遠征だったろう。

約3週間で20戦。

西ドイツを拠点にヨーロッパ各地を回っての闘いの日々は確実に猪木の肉体を蝕んでいった。


初戦でのルスカ戦での右肩の負傷。

他には右脛、左膝に肘とダメージは相当のものであったと想像できる。


ヨーロッパ特有…と言うか、このボック主催のツアー特有のと言ったほうがいいのか?…の硬いマットに猪木は最後まで苦戦させられたのだ。


そして向かえた欧州選手権シリーズの決勝戦。

相手は帝王ローラン・ボック。

この試合までに2度対戦し、猪木の反則勝ちと両者リングアウトとスッキリした決着はついておらず、正に両雄の決着戦という意味合いもあったのだ!


☆名勝負50

1978年11月26日
西ドイツ シュツットガルト・ギルスベルクホール

◇欧州選手権シリーズ決勝戦

◆1R4分 10回戦

vs ローラン・ボック


◯Rボック (10R終了判定勝ち)A猪木●


1Rの開始直後からボックの力強さが際立って見えた。

組んだ時に明らかに猪木は押されているように見えたのだ。


パワーでは敵わないと判断した猪木は、ボックの足を取りグラウンドの展開に持ち込もうとするが、ボックは意に介さず猪木の身体を持ち上げて強烈なフロントスープレックスで叩きつけた。


2Rになると猪木はアリ戦で見せたスライディングしてのローキックを放つがボックは逆に蹴り返してきた。

スタンディングポジションになり猪木のバックを取ったボックは強烈なベリートゥーバックスープレックスで投げ捨てる。

そしてステップオーバートーホールドからの顔面踏みつけを見せた。


3R ボックは「足を取ってみろ」とばかりに自らの足を前に出す。

猪木が足を取ってグラウンドに持ち込もうとするとヘッドシザースホイップで投げ捨てた。


4R ボックのヘッドシザースを倒立で外そうとする猪木をパイルドライバーのようにマットに突き刺すボック。

マットが硬いだけに強烈な攻撃だ。

ボックの地元なだけに終始「ローラン!ローラン!」というコールと共に謎の応援歌を歌い続ける観客。

完全にアウェーの中、猪木に勝機は訪れるのか?


5R 開始早々ヘッドロックを仕掛ける猪木。

フライングメイヤーからグラウンドに持ち込み背後に回るやスリーパーホールドでボックのスタミナを奪いに掛かった。

意外と効いているように見える。

スタンディングの展開になる猪木は、その場で跳び上がってのドロップキック2連発!

鮮やかに決まった。

これは普段見慣れている光景だが、日本やアメリカと違いスプリングの入っていないここのマットでは驚異の跳躍力であると言わざるを得ない。


ドロップキック2連発の後は再びヘッドロックからフライングメイヤー。

そして首4の字固めに繋いだ。


6R スルッとボックの背後に回った猪木は再びスリーパーホールドの体勢に入る。

明らかに動きが鈍っているボック。
すかさずショートアームシザースに移行。

パワー対策にボックの腕を殺しに掛かる猪木。


しかしボックはショートアームシザースを掛けられたまま猪木を持ち上げてみせたのだ。

そしてコーナーではなくエプロンに振り落とすという非道な行為に出た。

更に猪木との初対決でも仕掛けたフルネルソンから前のめりマットに叩きつける荒技を繰り出したのだ!

しかも今回は振り回すように斜めに倒れ込んだのである!


徐々にではあるが確実に猪木の肉体にダメージが刻まれていくのが観ていてわかるボックの攻撃である。


7R 猪木はアリキックを放つが、その脚を捕まえたボックはリバースボストンクラブの体勢に入り猪木を絞りあげる。

怪力なだけにこういった単純な技でも効くのである。

しかしこの決勝戦はロープレレークが認められているのでロープに逃れる猪木。

ロープ際でボックに水平チョップを叩き込む猪木。


8R 猪木はヘッドシザースから腕ひしぎの体勢に入るが掛かりが浅い。

スリーパーホールドに入るがレフリーにブレークを命じられる猪木。

しかし無視して締め上げる猪木にレフリーはイエローカードを提示。

この試合初めてのイエローカードだ。

ボックはエルボースマッシュからボディスラム、リバースボストンクラブの猛攻を仕掛けた。


9Rは猪木の奇襲攻撃 延髄斬りで始まった。

しかしこの攻撃は失敗に終わる。

ロープ際での攻防から場外に投げを打つ猪木。

ボックを場外戦に誘い、活路を見出だす作戦に出たのか?

場外戦でボックは流血。

しかしリングに戻ってきたボックは初対決と同じのように血を見て逆上。

猪木の髪を掴むとヘッドバットから押し倒し、首を絞め出したのだ。

レフリーがブレークした後、ボックはドリルアホールパイルドライバーの体勢で猪木を持ち上げておいてからツームストーンドライバーの要領で前からマットに突き刺すフェイント攻撃。

これも相当効いたように見える。

最終ラウンド ロックアップから両者、髪を掴んで(猪木はボックの頭)ヘッドバット合戦。

ボックが場外へ投げをうつ。

猪木はリングに戻ると逆にボックを場外へ。

戻ってきたボックはフロントスープレックスで猪木を叩きつける。

猪木はロープ際で再び水平チョップの乱打。

ロープブレーク中だったので再び猪木にイエローカードが提示。

この試合2度目のイエローカードである。

ボックはエルボースマッシュから強烈なボディスラム2連発の猛攻で猪木を追い詰める。


猪木はドロップキックを放つがここで時間切れのゴングが鳴った。


判定は3-0でボックの勝利。

イエローカード2枚の猪木はいくら足掻いても勝ち目はなかっただろう。

ホームタウンデシジョンと言われていたみたいですが、後半はボックに完全に追い込まれていた感は否めなかったと思います。

非常に暗く重々しい試合でありました。

しかしそれだけにインパクトのある試合だったと思います。

日本で普段、試合中の流れや試合中に巻き起こるストーリー的なものは一切なく、観客に媚びることもなかったこの試合。

サイボーグが相手なのではと思わせるボックの淡々とした試合運び。

それに最後まで粘り強く相手をしたことに意義のある試合だったのではないでしょうか。


後に「シュツットガルトの惨劇」と呼ばれたこの試合ですが、改めて観直すと、それほど惨劇ではなかったように思います。



以上(^O^)/

アントニオ猪木
珠玉の名勝負コレクションvol.50でした!


どうもアリガト~(-o-)/
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コメント

60代前半  埼玉県

2015/09/01 8:23

6.  >>5 九郎 義経[ウマ][あせあせ(飛び散る汗)][ぴかぴか(新しい)]さん

まるでクローンのようにね( ̄ー ̄)

50代後半  愛知県

2015/09/01 8:11

5. 無表情、不気味だったこと覚えておる

( ̄ー ̄)ゞ

60代前半  埼玉県

2015/09/01 7:33

4.  >>2 コテツさん

この試合が日本で初めて流れた試合だったから驚愕だったよね(~_~;)

世の中にはこんな強い選手がいるんだって兄貴達と驚いてたよ('';)

60代前半  埼玉県

2015/09/01 7:30

3.  >>1 [リボン]パンダ♪さん

驚くな驚くな(  ̄▽ ̄)

動画は最近結構な頻度で載せてるよん(^^)v

40代前半  広島県

2015/09/01 6:49

2. おはようです(^^)/

ボック未知の強豪に相応しいですね(^^)
未知の強豪に何度裏切られたことか(。>д<)
やはりパワーが桁違いだとしびれわぁ(^^)b

40代後半  北海道(道央)

2015/09/01 6:46

1. 動画ダァ~っ!。。。。゛(ノ‥)ノ

イエローカードとかあるんですね。

このパイルドライバー?はちょっと怖い…(゜゜;)(。。;)

よく意識失わないなぁ~

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