伝説のレスラー 番外編 アントニオ猪木 珠玉の名勝負コレクション vol.58
伝説のレスラー番外編
炎のファイター '燃える闘魂 'アントニオ猪木
「珠玉の名勝負コレクション」vol.58
WWFヘビー級選手権奪取。
これは猪木の長い歴史の中でも特筆される出来事である。
当時のWWFヘビー級王者だったボブ・バックランドは世界マット界の中でも数少ない正統派のチャンピオンであり、猪木にとっては恰好のライバルであった。
年齢的にはバックランドの方が若かったが、猪木はこのアマレスの基礎を兼ね備えた若き王者の実力を高く評価していたのだ。
今回の挑戦は猪木にとって通算4度目のWWF王座への挑戦であった。
過去3回の内、2回はフルタイムのドロー。
前回はリングアウトでバックランドから勝ち星を上げているが、WWFルールによりタイトルの移動は認められなかっただけに今回は是が非でもスッキリとした形でタイトル奪取を狙ったのだが…。
☆名勝負58
1979年11月30日 徳島県・徳島市立体育館
◇WWF認定ヘビー級選手権試合
◆90分1本勝負
vs ボブ・バックランド (王者)
◯A猪木(体固め 28分16秒)Bバックランド●
※猪木がタイトル獲得に成功。
試合前に「猪木との試合で俺はベルトを守るという意識はない。 俺はチャレンジャーとして偉大な先輩に挑むのだ!」と発言したバックランド。
外国人得意のリップサービスなのかどうかは定かではないが、バックランドは真面目な男だから本気で言ったのだろう。
バックランドの動きが速い。
猪木のバックを取る。 片足を取る。
とにかく速い!
コンディションの良さが窺える
シャープでスピーディーな動きである。
序盤は探り合い。
猪木がフライングヘッドシザースでバックランドを倒し、そのまま締め上げスタミナを奪う戦法に出た。
バックランドの顔が見る見る紅潮していく。
どうにかこうにか脱出したが、猪木はモンキーフリップから再びフライングヘッドシザース。
そのまま締め上げる。
ようやくヘッドシザースを振り解くと、逆にヘッドロックで猪木を締め上げた。
過去の闘いから教訓としたのか、序盤でスタミナを奪おうと試みるバックランド。
猪木は冷静にヘッドロックで切り返す。
それを強引な体勢からニークラッシャーで振り解くとダイナミックにジャンプしてのレッグブリーカードロップ。
そしてトーホールドで固める。
足を殺して猪木のスピードを封じる作戦か?
しかし猪木は寝転んだまま、延髄斬りでバックランドを弾き飛ばす。
だがバックランドは執拗にレッグブリーカーで猪木を捕らえ足を固める。
完全に猪木のスピード対策だ。
ここで猪木は強引に腕ひしぎ十字固めの体勢に入るがロープブレイク。
ロープ際でブレイクする時にバックランドがパンチを見舞う素振りを見せたが、逆に猪木に張り手を見舞われてしまった。
エキサイトしたバックランドは「オウオウッ!」と叫びながら出尻で猪木をロープに追い詰める。
ロープブレイクの時、先程のお返しとばかりにバックランドが猪木の頬を張った!
今度は猪木がエキサイト!
「テメェ コノヤロー!」と叫びながらアゴをしゃくれさせバックランドにアリキックの連発!
そしてドロップキックで攻め込む。
透かさずショートアームシザースでバックランドのパワー封じに出た猪木。
しかしバックランドは猪木を持ち上げコーナーポストまで運んだのだ。
コーナーポストに座ったまま猪木は張り手を一撃!
バックランドも負けじと張り手を返した。
これが下から突き上げるように猪木のアゴにモロに入ったため崩れるようにコーナーから落ちる猪木。
暫く立ち上がれないほどの衝撃が、猪木の全身に雷のように走った程である。
かなり効いた様子の猪木をコーナーに振ったバックランドは突っ込んで行ったがカウンターのキックで返されてしまう。
ボディスラムで追い討ちを掛ける猪木。
もう1発ボディスラムを狙ったがバックランドが首固めで切り返した。
カウントは2。
猪木はアームホイップで切り返しフライングヘッドシザースで倒すがロープ際だったため、バックランドはそのままリング下にエスケープ。
追い掛けた猪木だったが、立ち上がれないバックランドを見るや攻撃を加えずにリングに戻った。
クリーンだ!
実にクリーンな闘いっぷりだ。
バックランドがエプロンまで這い上がって来たところをブレーンバスター狙いで体勢に入る猪木だが、バックランドに踏ん張られ逆にブレーンバスターの体勢で吊り上げられてしまった。
このままだと場外に投げられてしまう。
なんとか踏ん張りキャンバスに着地した反動を利用しブレーンバスターでバックランドを叩きつけた!
両者フラフラと立ち上がると、今度はバックランドが滞空時間の長いバックドロップ一閃!
モロに後頭部を痛打した猪木は苦悶の表情を浮かべる。
バックランドはだらしない体勢でフォールするがカウント2で猪木が返す。
バックランドは、ここで得意のジャンピングパイルドライバーで猪木を頭から垂直にマットに突き刺した!
そしてコーナーに下がり、助走をつけてのダイビングボディプレス!
勝負に出たバックランドだったが猪木が膝を立てピンチを脱出。
猪木が立てた膝に思いっきり、みぞおちから落ちてしまったバックランドは悶絶。
のたうち回るバックランドに猪木は、この時代に多用していたギロチンドロップを見舞う。
そしてロープにバックランドを振りショルダースルーを狙ったが、バックランドはローリングクラッチで切り返す。
一進一退の好勝負だ!
再びバックランドをロープに振った猪木は、ここで得意のコブラツイスト。
しかしバックランドの上半身がムキムキのため手が回らない。
逆にバックランドにコブラツイストで切り返されてしまうが、サイドスープレックスで逃れる猪木。
再びコブラツイストの体勢に入るが、今度はバックランドがダブルアームスープレックスで猪木を投げ捨てフォールを狙ったがカウント2!
バックランドはブレーンバスターで猪木を吊り上げるが、空中で体を翻した猪木は遂にアントニオスペシャル卍固めでバックランドを捕らえた!
しかし、やや腰が高かったためガッチリと決まらない。
バックランドに卍の体勢のままロープに引き摺られてしまった。
そこに何とタイガー・ジェット・シンがリング下に現れたのだ!
猪木がシンに気を取られてバックランドに背中を見せてしまった。
チャンスとばかりにバックランドはハイアングルからのアトミックドロップで猪木を叩きつけた~!
フォールの体勢に入るバックランド。
スペシャルレフリーのレッドシューズ・ドゥーガンのカウントは微妙に2だった。
しかし3つ入ったと勘違いしたバックランドは小躍りして喜ぶ。
気を抜いたバックランドは猪木に背中を見せた。
そこを逃さず猪木は必殺のバックドロップ!
フォールの体勢に入る猪木。
カウントは…ワン!ツー!! スリ~!!!
遂に猪木はバックランドからフォールを奪い、念願のMSGの頂点、ニューヨークの象徴、WWFヘビー級選手権のベルトをその腰に巻いたのである!
満面の笑みを浮かべ喜ぶ猪木。
実に4度目の挑戦で掴んだ栄光であった。
以上(^O^)/
アントニオ猪木
珠玉の名勝負コレクションvol.58でした!
どうもアリガト~(-o-)/
ダァ~ッ!Σ\( ̄□ ̄)/
コメント
2015/09/17 22:23
7. >>6
パンダ♪さん
どさくさに紛れた感はあったけどね(^.^)
一瞬の隙を見逃さないのも勝負師として必要な力なんだろうね( ̄ー ̄)
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2015/09/17 21:24
6. あ~(´ρ`)面白かった♪
最後の猪木さん、素早かったですねぇ~(*^.^*)☆
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2015/09/17 21:20
5. >>4 九郎 義経![[ウマ]](https://img.550909.com/emoji/ic_horse.gif)
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://img.550909.com/emoji/ic_asease.gif)
さん
その通り(^。^)y-~
アンドレも持ち上げたけどコーナーに
座らせたかは忘れた(・_・)
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2015/09/17 20:00
4.
(笑)(*^^*)ゞゴッチがおりし
返コメ
2015/09/17 19:59
3.
コーナーポスト運び…懐かしき、元祖か?
φ(゜゜)7
バックドロップとは渋き!(^。^)y-~
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2015/09/17 19:41
2. >>1 銀毛狐~無外眞傳劍法訣之十 萬法歸一刀~さん
おつかれチャ~ン( ・ω・)ノ
そうなんだよね~(´-ω-`)
スッキリした形で勝って
ほしかったんだけどね( ̄~ ̄;)
でも勝ちは勝ちだからね(^∧^)
返コメ
2015/09/17 19:38
1. お疲れ様だす<(_ _)>
最後まで白熱の展開かと思いきやなんかシンが水さしたよな幕切れでつなあ…(ーωー;)
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