伝説のレスラー 番外編 アントニオ猪木      珠玉の名勝負コレクションvol.78
60代前半  埼玉県
2015/11/17 6:08
伝説のレスラー 番外編 アントニオ猪木      珠玉の名勝負コレクションvol.78

伝説のレスラー番外編


炎のファイター '燃える闘魂 'アントニオ猪木

「珠玉の名勝負コレクション」vol.78



1985年9月、佐山聡がUWF離脱。

その直後にUWFは活動を停止。

TV局が付かなかった事と、大都市以外での興行成績の不振による経営難に陥り自主興行が打てなくなってしまったことが原因らしい。


行き場を失ったUの戦士達は、業務提携という形で約1年半ぶりに古巣の新日本プロレスに舞い戻って来た。


前田日明を筆頭に、藤原喜明、木戸修、高田伸彦、山崎一夫。

総勢5名のUWF軍団は参戦早々に猪木へ挑戦させろと言ってきたが、新日サイドは「猪木へ挑戦するにはUWF代表を1人決めろ。」と要請。

斯くして猪木への挑戦権を巡り、UWF勢同士でトーナメントを開催。

ファンや関係者は当然、前田が勝ち上がってくると思っていたが、最後の土壇場で挑戦権を獲得したのは藤原喜明であった。

藤原といえば、かつては猪木の付け人であり、一連の異種格闘技戦ではスパーリングパートナーとボディガードを務めていた言わば猪木の影武者のような存在。


その藤原が遂に猪木と一騎討ち。

藤原はビビることなく猪木と対峙できるのか?

蛇に睨まれた蛙のごとく、猪木の鋭い眼光に縮み上がったら敗けは確実だ!

「問答無用の仕事師」の異名通りの力を100%発揮すれば活路を見出だせるはず。


果たして勝負の行方はいかに…。


☆名勝負78


1986年2月6日 東京・両国国技館

◇60分1本勝負

vs 藤原喜明


○A猪木(裸絞め 19分37秒)藤原●



ゴングが鳴っても微動だにしない両雄。


暫くして藤原が一歩、二歩と前進する。

猪木は全く動かない。

鋭い眼光で藤原の動きを止める。

藤原が後ずさる。

また藤原が一歩、二歩と前進する。

しかし同じ所で止まる。

恐るべし猪木の眼力。

猪木がようやく動き出す。

サイドに回り込みリング中央で身構える。

藤原も腹を括ったのか歩を進め、腕の捕り合いに。

猪木がコーナーを背にする。

すると何かを吹っ切るように藤原が猪木の顔面を張った。

猪木は冷静に対処する。

再びリング中央で組み合う両雄。

猪木が藤原をアームロックに捕らえる。

藤原もアームロックを仕掛けるが極らない。

ロープブレーク。

綺麗に別れる両雄。

リング中央に戻って組み直す。

猪木が藤原をコーナーに詰める。

また綺麗にブレークするかと思われたその瞬間、いきなりナックルアローを藤原にぶち込む猪木。

倒れた藤原に今度はストンピングだ!


なんとか立ち上がった藤原に、ミドルキックからナックルアロー2連発。

更にストンピング3連発の猛攻。

コーナーに沈む藤原。

ようやく立ち上がると猪木の片足を捕り、テイクダウンさせながらアキレス腱固めを狙うが、猪木は巧みに右足を絡めて阻止。

タイミング的に極ったかに思えたが軽く阻止されてしまう辺りは、やはりいつもの藤原ではない。

藤原は早々に諦め首を捕りにいくが、猪木はアームロックで切り返す。

藤原も巧く切り返すと再び首を捕りにいきスリーパーホールドに猪木を捕らえてから首4の字に移行する。


猪木は反転し反動を利して脱出。

逆に背後からスリーパーに捕らえた。

藤原は回転して脱出すると再びアキレス腱固めを仕掛ける。

今度は極った。

しかし猪木は慌てず騒がずアキレス腱固めで切り返す。

暫く足の捕り合いが続く。

膝十字固めまで繰り出した藤原だが猪木には極らない。

ロープブレークの後、猪木がアリキックとミドルキックで藤原を追い込む。

そしてロープに飛んでショルダータックル。

ショルダータックルからダブルアームスープレックスで叩きつけると、更にもう1発ダブルアームスープレックスを狙う。

しかし藤原は脚を掛けて猪木を倒すと、もう一度アキレス腱固めを仕掛ける。


だが猪木は藤原に向かって「角度が違う!」と挑発する。

そして逆にアキレス腱固めを仕掛ける。

悲鳴を上げる藤原。

藤原はアキレス腱固めじゃ敵わないとみると膝十字に移行する。

でもやはり猪木には通用しなかった。

猪木は強引に腕ひしぎの体勢に持ち込むがロープブレーク。


立ち上がり首の捕り合いから藤原はフィッシャーマンズスープレックス気味に猪木を投げ、チキンウイングアームロックに捕らえるがロープブレーク。


ブレーク後、藤原はサイドヘッドロックを仕掛けるが猪木は強引にバックドロップで切り返す。

間髪入れずに腕ひしぎ十字固めの体勢に入るが、藤原は巧みに阻止する。


藤原は強引に振り解くと、腕ひしぎ十字固めに猪木を捕らえた!

完璧に入った腕ひしぎだ!

猪木の顔が苦痛に歪む。

しかし猪木はクルッと後方に回転すると強引に腕ひしぎから脱出。

完璧に極ったかに見えたが、あと一歩が極らない。

立ち上がり腕を擦る猪木。

藤原は猪木の左腕に照準を絞り、チキンウイングアームロックの体勢に猪木を捕らえる。

ところが猪木はサイドに回り込み、藤原の後頭部にヘッドバットを叩き込んだ。

グラッとする藤原。

もう1発叩き込む猪木。

今度は正面から藤原の固い頭を目掛けヘッドバットをぶち込む。


藤原は耐えるだけ耐えて猪木のヘッドバット攻撃を凌いだ。


藤原はサッと猪木の脚を捕ると又してもアキレス腱固めを仕掛ける。

完璧にアキレス腱固めの体勢に入るのだが、ここでも猪木は「その角度じゃ極らない。」と藤原を挑発する。

藤原は苦虫を噛みしめたような顔で首を横に振る。

結局、極らないままブレーク。

ブレーク後、猪木はアリキックからミドルキックで藤原を追い込むと、ブレーンバスターでマットに叩きつけた。

あれだけプロレスの大技を「あんなのは相手の協力なしには決まらないんだよ。」と言っていたUWFの選手に面白いようにプロレスの大技を決めていく猪木。

藤原は、よろけながらも猪木の一瞬の隙を突き脚を捕り、テイクダウンさせ左腕にアームロックを仕掛ける。

猪木は立ち上がりながら回り込み、藤原の右脚の付け根部分を蹴り脱出。

ここで藤原は股間を押さえながら大袈裟に倒れ込み、あたかも急所を蹴られたかのようにアピールする。

それを見たUの若大将 前田日明はエプロンにまで登って「反則だっ!」とわめき散らし、執拗に抗議した。

しかしレフリーは違うと判断し、試合は続行。


猪木は藤原が立ち上がるまで待ち、立ち上がったところに延髄斬りを叩き込む。

再び立ち上がるのを待ち、立ち上がったところにアリキック2連発。

ダウンする藤原。

猪木が藤原をコーナーに追い込んだところで、いきなり猪木に飛び掛かり髪を鷲掴みにすると、封印していた一本足頭突きで襲い掛かった!

プロレスラーとしての血を抑えることが出来なかったのだろう。

「辻斬り喜明」の本領発揮だっ!


1発目、2発目とダウンする猪木。


しかし3発目をカウンターのエルボースマッシュでカット!

これを見た前田は「パンチは反則だっ!」と再び猛抗議!

エルボースマッシュとナックルアローの区別もつかないほど、頭に血が昇っていたのだろうか。

大体、序盤で散々パンチ攻撃を繰り出していたのに今更って感じだ。

そしてフィニッシュは唐突に訪れた。

猪木はダウンした藤原が立ち上がるのを待ち、立ち上がると背後からスリーパーホールドで絞め落とした。


勝敗が決まった瞬間、前田が飛び込んで来て、猪木の喉笛にハイキックを叩き込むというチンピラでも遣らないような暴挙に出たのは未だに許せない行為だとワタクシは思います。



UWFを代表した藤原。

自信満々に繰り出した関節技の数々。

それを見事に完封した猪木。


「一日の長」という言葉だけでは片付けられない何かが、両雄の力の差となりハッキリとした形で表れた闘いだったと思います。


この試合の結果を不服とした前田は「アントニオ猪木なら何をやっても許されるのか!」と痛烈に批判をしていましたが、それはとんだお門違い。


猪木は反則攻撃を一切していなかったのですからね。


以上(^O^)/

アントニオ猪木
珠玉の名勝負コレクションvol.78でした!


どうもアリガト~(-o-)/

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コメント

60代前半  埼玉県

2015/11/17 6:42

4.  >>2 九郎 義経 [ウマ][あせあせ(飛び散る汗)][ぴかぴか(新しい)]さん

オハヨーチャン( ・ω・)ノ

あの時の前田の顔は許せんι(`ロ´)ノ

60代前半  埼玉県

2015/11/17 6:41

3.  >>1 ワイルドファンキーさつき☆JA-11C(改)[野球][グッド(上向き矢印)][手(チョキ)]さん

オハヨーチャン( *・ω・)ノ

昔 嫌と言う程、道場で関節の捕り合いしたんだろうね(^_^)

猪木サンの関節はルーズジョイントと言われているから極りづらいんだよ(^∧^)

50代後半  愛知県

2015/11/17 6:31

2. 
許されし(笑)(^。^)y-~~

許されし、許されし(^-^)v

2015/11/17 6:31

1. おはよーぬ[手(パー)]
関節の藤原のさらに上を行く猪木素晴らしい[決定][グッド(上向き矢印)]
前田は男を下げたよね[バッド(下向き矢印)]

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