伝説のレスラー 番外編 アントニオ猪木 珠玉の名勝負コレクションvol.79
伝説のレスラー番外編
炎のファイター '燃える闘魂 'アントニオ猪木
「珠玉の名勝負コレクション」vol.79
1986年5月に開催されたIWGPチャンピオン・シリーズ。
Aブロック、Bブロックに分かれてリーグ戦が行われ、両ブロックの最高得点者同士が王座決定戦に進出し、覇権を争うといった大会であった。
要するに、このリーグ戦の優勝者が初代IWGPヘビー級選手権者となるのである。
参加メンバーは
Aブロックに猪木、坂口、藤原、木村(健)、アンドレ、マスクド・スーパースター、クラウス・ワラスの7人。
Bブロックに上田、藤波、前田、マードック、ジミー・スヌーカ、ワイルド・サモアン、キューバン・アサシンの7人。
猪木は坂口との公式戦における不覚のリングアウト負け以外は全勝。
最後のアンドレ戦を残して20点でAブロックのトップであった。
一方のアンドレは、木村戦での反則負けに次いで、藤原戦でも両者リングアウトとなり17点しか挙げられなかった。
猪木は引き分けでも王座決定戦に進出という有利な展開の中でアンドレ戦を迎えたが、試合前の記者の質問に対してこう答えている。
「引き分け狙い?いやいや。やはりアンドレをいかに攻略するかによって、IWGPのベルトを腰に巻いた時の満足感、価値観も違ってくると思う。恐らく向こうも場外戦の誘いには乗って来ないと思うしね…。」
と、飽くまでも勝ちを狙うことに拘りを見せていた。
ここでの攻略とはズバリ!3カウントのピンフォール勝ちだと思う。
果たして、あの人間山脈から綺麗な形でピンフォールが奪えるか?
いつになくアグレッシブな猪木。
何かが起こるかも!
注目の1戦です!
1986年6月17日 愛知県・愛知県体育館
◇IWGPヘビー級王座決定リーグ公式戦
◆30分1本勝負
vs アンドレ・ザ・ジャイアント
○A猪木(腕固め 9分30秒)アンドレ●
試合開始早々、沸き起こった大猪木コール。
それに対して嫌な顔をするアンドレ。
怒りに満ちた表情で猪木を睨む。
リング中央で組み合うと見せ掛けて一旦リングからエプロンに出る猪木。
のっけからアンドレの遣る気をはぐらかし、苛々させる心理戦を仕掛けてきた。
リングインするとロープに走る猪木。
ショルダータックルを狙ったがアンドレにあっさり捕まってしまった。
アンドレは後ろに回るとスリーパーホールドからチンロックで猪木を攻める。
巨大な手が猪木の顔を鷲掴みする。
猪木は腕を捕り、アームブリーカーを仕掛けようと試みたがアンドレは巧く身体を入れ替え、フロントから首を絞め上げる。
更にスリーパーホールドへと繋ぎ猪木のスタミナを奪いに掛かった。
こうやって観ているとアンドレの身体能力、特に反射神経の良さには驚くばかりである。
ここで猪木は何とアームホイップでアンドレの巨体を投げ、腕ひしぎ十字固めの体勢に入る。
しかしアンドレは難なくヘッドシザースで切り返して見せた。
かなり長い間ヘッドシザースを決められてスタミナを絞り取られた猪木。
返す術が見当たらない。
アンドレは猪木のタイツを掴み倒立させると弾みをつけて頭からマットに突き刺した。
軽いパイルドライバーである。
ようやくロープに足が掛かりロープブレークで難を逃れた猪木は、リング下にエスケープし呼吸を整えてからリングイン。
アンドレは猪木に背を向け、リング下に居るマネージャーの若松と何やら悪巧みの最中だ。
猪木は何かを仕掛けようとアンドレの背後に近寄ったが、振り向いたアンドレにあっさり捕まってしまった。
どうやらアンドレには背中にも目があるようだ。
アンドレは正面からのネックロックで絞め上げた後、ヘッドバットを叩き込む。
更にコブラクラッチで絞め上げコーナーに押しつけてからのヘッドバット!
そしてショルダークロー。
アンドレの密着攻撃に大苦戦の猪木だが、エルボーを土手っ腹に叩き込み脱出。
アンドレが猪木の喉を正面から掴むが、猪木はナックルアローで反撃。
アンドレはロープにもたれ掛かりながらも猪木を捕まえヘッドバットを繰り出す。
この体勢でもかなりの威力だ。
猪木はアンドレが立ち上がるタイミングを見計らって、顔面にドロップキックを浴びせる。
当たりは浅かったのだが、鼻か目に当たったようでよろけるアンドレ。
しかしリング中央で組み合うと猪木の背中にパンチを浴びせる。
そして金具を剥き出しにさせたコーナーに猪木を叩きつけ、ショルダータックルで猪木を押し潰そうと自ら猛突進!
猪木万事休す!
だがしかし、猪木は身を翻しアンドレの突進をすんでのところで躱す。
自らの体重が剥き出しになった金具にモロに激突したため、アンドレは左腕を押さえて悲鳴を上げる。
ここがチャンスとみるや、猪木は透かさずコーナーに駆け上がるとダイブしてアンドレの後頭部にキックを浴びせる。
そして左腕にキックの集中砲火だっ!
グラリと傾くアンドレ。
猪木のキック攻撃に拍車が掛かる!
前のめりになったアンドレに延髄斬りぃ~!
巨木が倒れるように地響きを発てアンドレがマットに崩れ落ちた!
吼える猪木!
そしてアンドレの肩に馬乗りになると左腕を垂直に立て腕ひしぎの要領で腕を極める。
激痛に苦悶の表情を浮かべるアンドレ!
渾身の力で絞り上げる猪木。
あ゙ぁ~!っとこの世の生き物とは思えない声を上げるアンドレ。
レフリーのミスター高橋がアンドレの巨大な顔に近付く。
するとゴングを要請した!。
なんとアンドレがギブアップしたのだ!
この瞬間、世界初の快挙が達成されたのである。
難攻不落の怪物と言われ続けた、あの大巨人から史上初のギブアップ勝ちを収めたのだ。
歓喜の雄叫びを上げる猪木。
大観衆がそれに呼応する。
プロレス界を代表するカリスマ、燃える闘魂アントニオ猪木がその栄光のレスラー人生に新たなを歴史を刻んだのであった。
以上(^O^)/
アントニオ猪木
珠玉の名勝負コレクションvol.79でした!
どうもアリガト~(-o-)/
コメント
2015/11/19 11:57
1.
エエ?キマったのか?!(ToT)/
と言う思い出が、坊主頭の猪木さんが
脚程の太さの腕を体ごと決めたるは
…愛知県体(笑)(^。^)y-~
返コメ