伝説のレスラー 番外編 アントニオ猪木 珠玉の名勝負コレクションvol.82
伝説のレスラー番外編
炎のファイター '燃える闘魂 'アントニオ猪木
「珠玉の名勝負コレクション」vol.82
'87 IWGPヘビー級王座決定リーグ戦。
この大会はAグループとBグループに分かれて予選リーグを行い、各グループの得点トップの選手が王座決定戦を行うことになったのだ。
Aグループは猪木、坂口、藤波、藤原、キラー・ブルックス、コンガ・ザ・バーバリアン、スコット・ホールの7人。
Bグループはマサ斎藤、上田、木村(健)、ジョージ高野、前田、アレックス・スミルノフ、ハクソー・ヒギンズの7人。
Aグループからは猪木が6戦6勝(藤波戦だけ不戦勝)の29点で決定戦に進出。
Bグループは本命視されていた前田が、胸部剣状突起骨折のためリーグ戦の途中で欠場。
この前田のリーグ戦棄権で一気に浮上してきたのがマサ斎藤であった。
斎藤は前田戦でのリングアウト勝ちと上田戦での反則勝ちで、それぞれ1点ずつのロスはあったものの、負けなしの28点。
堂々のトップでBグループの覇者となり決定戦に進出したのである。
斯くして王座決定戦は猪木と斎藤の間で争われることとなったのだが…。
☆名勝負82
1987年6月12日 東京・両国国技館
◇IWGPヘビー級王座決定戦
◆時間無制限1本勝負
vs マサ斎藤
○A猪木(体固め 14分53秒)マサ斎藤●
前年度の大会で優勝した猪木が初代IWGPヘビー級王者となったはずだったが、新日本プロレスはなかなかタイトルを運営できずに1年が経ってしまった。
そして改めてこの年に王座決定戦を行い、今度こそIWGPをタイトル化しようと試みたのだ。
大会そのものはWWFとの提携が終わってしまった為に外人選手の層が弱かったのだが、日本人レスラーが充実していたのでまずまず盛り上がったほうだろう。
王座決定戦の決勝に駒を進めた選手が猪木と斎藤であったのも何か因縁めいたものを感じずにいられない。
この両雄の関係は東京プロレスの旗揚げ戦にまで遡るのだ。
片や猪木は団体のエース。
斎藤は新人レスラーの1人。
この時点での2人の差は計り知れないものがあっただろう。
しかし、あれから21年の歳月を経て両雄がひとつのタイトルを争う事になろうとは誰もが予想できなかったに違いない。
試合開始早々に猪木が仕掛ける。
レフリーチェックの一瞬の隙を突き、浴びせ蹴りから延髄斬りで斎藤を急襲。
斎藤は堪らずリング下にエスケープ。
この奇襲攻撃でペースを掴んだ猪木はリングに戻った斎藤を裏逆十字固めに捕らえて絞り上げる。
斎藤は巧みに切り返すと猪木の一瞬の隙を突き、得意の監獄固めに猪木を捕らえる。
なかなか外れない監獄固めに対し猪木は張り手の乱打で脱出する。
しかし斎藤はロープに振ってのカウンターのラリアットから逆エビ固めで猪木を絞り上げる。
猪木は逆エビをなんとか脱出すると、ナックルアローで逆襲するが斎藤は頭突きで対抗。
それに対して猪木も頭突きで対抗する。
頭突き合戦はやや斎藤に分があったか?
斎藤は再び監獄固めに猪木を捕らえる。
これも強烈に極る。
猪木はなんとかロープに逃れるとアリキックを繰り出し形勢逆転を狙うが、斎藤はラリアットで猪木に襲いかかると高速のブレーンバスターで畳み掛けた。
フォールの体勢に入るが猪木はカウント2で返す。
堪らずリング下にエスケープする猪木。
リングに入ろうとしたが斎藤に捕まり、コーナーポストと鉄柱を繋ぐ金具に額を打ち付けられてしまう。
そしてリング内に戻ったところを、捻りを加えたバックドロップ、別名サイトースープレックスで叩きつけられてしまう。
後頭部からモロにマットに叩きつけられた猪木は頭を抱え起き上がれない。
斎藤は猪木を引きずり起こすとハンマーパンチを3発、背中に叩き込むと再びサイトースープレックスで猪木をマットに叩きつけた。
フォールの体勢に入る斎藤。
しかしカウント2で返す猪木。
手に汗握る攻防が続く。
そして猪木をロープに振るとカウンターのスリーパーホールドを決め猪木を絞め落としに掛かった。
藻掻く猪木。
腰から崩れ落ちる。
ようやくロープに逃れるが斎藤は再び猪木をスリーパーホールドに捕らえる。
これもロープに逃れた猪木だが、スリーパーホールドを仕掛けられたままトップロープを跨ぎ自らエプロンサイドに出てしまった。
リング内から猪木を絞める斎藤。
しかしレフリーがブレークを命ずる。
一瞬だけ手を離しスリーパーホールドを解くのだが、直ぐにスリーパーホールドを仕掛ける斎藤。
猪木はエプロンサイドに崩れるように倒れ込んでしまった。
そして朦朧とした状態でエプロンサイドに立ったところを斎藤が強烈なラリアットで襲いかかった!
リングに下に転落する猪木。
あの第1回IWGPの悪夢が我々の脳裏に甦る。
しかし猪木は何とか立ち上がると、今度はサードロープの下を潜り抜けリングに生還する。
斎藤はチャンスとみるや4度目のバックドロップを仕掛ける。
モロに後頭部からマットにのめり込む猪木。
斎藤がフォールの体勢に入るがカウント2.8で返す猪木。
一瞬、勝ったと勘違いして両腕を挙げる斎藤だがレフリーは2だとアピール。
悔しがる斎藤。
そして駄目押しとばかりに猪木にもう1度バックドロップを仕掛けるのだが空中で猪木が体を入れ替え、上から斎藤の体に覆い被さるようにマットに倒れ込んだのだ。
自ら仕掛けたバックドロップの勢いプラス、猪木の体重をモロに受けてしまった斎藤は、そのまま3カウントを取られてしまった。
あと一歩。
本当にあと一歩のところまで猪木を追い込んでいた斎藤。
最後は猪木の動物的野性の本能が勝敗を決めたような気がした1戦でした。
勝った猪木は初代IWGPヘビー級王者に君臨。
試合後に乱入して来た長州等ニューリーダー達に向かって「力づくで取ってみろ!」と絶叫。
時代は新旧交代劇へと移って行くのであった。
以上(^O^)/
アントニオ猪木
珠玉の名勝負コレクションvol.82でした!
どうもアリガト~(-o-)/
コメント
2015/12/10 12:29
38. >>37 アギーさん
猪木サンの場合、奇襲攻撃ってのは
昔からだったけどね(^.^)
大切なのは如何にして途中で
魅せるかだと思うんだ(^^)
ハイスパートのまま大技だけで試合を終わらせるか、それとも途中で相手の見せ場をちゃんと作るのか。
猪木サンはその辺りをキチンと把握して試合の流れを決めていたと思うんだよね(^∧^)
返コメ
2015/12/09 20:43
37. 流石の猪木も、この頃になるとハイスパートレスリングのあしき流れに飲まれつつあるような。
大技の展開が増えてるよね。
とはいえ、名人二人なので試合はすごい!
返コメ
2015/12/08 11:02
36. >>33 あやさん
(*TーT)b
返コメ
2015/12/08 11:01
35. >>32 志織さん
グッナイヾ(・◇・)ノ
ゆっくり休むがよい(^ω^)
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2015/12/08 11:00
34. >>31 志織さん
まだ内定(; ̄ー ̄A
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2015/12/08 10:25
33. >>29 ☆コイサン☆さん
ハイサー
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2015/12/08 9:14
32. グナイ~ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
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2015/12/08 8:58
31. |д゚)チラッ(笑)
まさか 異動?
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2015/12/08 6:18
30. >>24
パンダ
さん
それだけ知ってればOKv(・∀・*)
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2015/12/08 6:17
29. >>23 あやさん
レフリーもパンツは白ではないんだけどね(・_・)
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