伝説のレスラー 番外編 悪魔のクスリ アナボリックステロイドの恐怖
伝説のレスラー 番外編
今回はダイナマイト・キッド他、多くのレスラーが使用し、その後遺症に苦しんだ「悪魔のクスリ」ステロイドについてのお話です。
この話の内容は、ある有名なレスラーのインタビュー記事と、ワタクシが独自で調べた事を纏めた日記となります。
医学的な内容に誤りがあるかもしれませんので、その辺は御了承下さいm(__)m
なんせ80年代の話ですし、そのレスラーの記憶違いってことも考えられますから。
それでは始めましょう。
筋肉増強剤 ステロイド
正式には何種類もあって筋肉を増強するステロイドはアナボリックステロイドと言います。
使い方さえしっかりしてれば、そんなに害は無い薬であるのだが、プロレス界では過剰な投与によって後遺症に悩まされたり、最悪死に至っている薬でもある。
以前は飲み薬も在ったらしいが、吸収が悪く胃に残ったりして敬遠されはじめ、注射器での投与が主流となった。
1回の投与で効果は21日間あるという。
人によって投与の間隔は様々であったが、そのレスラーは1週間に3回も投与していたみたいです。
中身はテストステロンとトレンボロン。
両方を各1CC混合させたアンプル剤。
それを注射器でケツに射つ。
トレンボロンが筋肉を増強させる効果がある薬で、これだけを投与すると生殖機能が低下してしまうので精卵ホルモンのテストステロンを混ぜる。
そうすることによって精子も減らないし逆に精力が付く。
ステロイドは元々はリュウマチを治すための薬。
関節の痛みを和らげる効果のある薬です。
それを素にオリンピック選手の筋肉増強剤として開発されたのがアナボリックステロイド。
いつしかプロレス界に流れ込み、あっという間に拡がっていきました。
何故なら鎮痛剤としてだけでなく、注射を射った後にトレーニングをすれば脂肪は取れるし、筋肉は付くし、試合をすればスタミナ切れはしない。
心臓が肥大するだけでなく、肺も大きくなるという。
だからどんなに長時間試合をしても息切れなどを起こさないという、ある意味プロレスラーにとっては魔法のような薬であったのだ。
しかし、投与してからジムで筋トレをしないと心臓に負担が掛かり、心臓だけが肥大して最後には破裂してしまうという。
心臓も筋肉だから有酸素運動をして鍛えないとダメなんだそうだ。
それが原因で亡くなったレスラーも居るぐらいだから…。
食事のケアも大事だという。
脂肪の多い物は一切食べない。
蛋白質を多く摂らないとダメらしい。
卵の卵白だけで飯を食べたり、他にはリンゴ等をよく食べたり、大酒もダメ。
興奮するからといって睡眠薬とか他の薬との併用もダメ。
だからステロイドを射つ時間も朝がベスト。
ジムワークに行く前が1番良いらしい。
要は薬に対して知識が無いとダメってことなんでしょうね。
ある選手は何処の筋肉を増やしたいとか相談されると、色々調合の仕方を教えてくれる程だったという。
しかし皆が皆、知識が豊富だった訳ではないから投与した後に筋トレをしないで心臓が破裂したり過剰摂取で命を落としたりするのである。
それから副作用や後遺症も問題だ。
頭髪が薄くなるのは軽いほう。
ステロイドで作り上げた肉体だから、使用を止めたら風船が萎むように、あっという間に身体が萎んでいく。
いくらトレーニングしてもダメらしい。
鬱になったり、逆に攻撃的になったりするのもステロイドの副作用だという。
他には肝臓にも障害が出るみたいだから、肝炎とか肝腫瘍が起こりやすい。
高コレステロールもそうだ。
あとは白内障や緑内障、狭心症、心筋梗塞、不整脈等々…。
いくら魔法の薬だからといって摂取量や頻度を誤ればとんでもない結末を向かえるのだ。
それでも、あの時代の選手は使い続けた。
何故ならば皆が「立派な商品」になろうと必死だったからだという。
そしてキッドも、このインタビューに答えたレスラーも口を揃えてこう言った。
「後悔はない。自分の身体のことだから自分に責任がある。」と…。
今日、最高のプロレスが観せられればそれでいい。 明日のことなどどうでもいい。
そう言い切った80年代のプロレスラー達。
悪魔のクスリの力を借りて自分の身体が蝕まれてでも、自分達を観に来てくれるファンに最高のプロレスを届けようとした80年代のプロレスラー達に敬意を表します。
以上
悪魔のクスリ「アナボリックステロイド」の恐怖でした!
どうもありがとう( ̄ー ̄)
※写真は有名なステロイダー達
左から
◇ハルク・ホーガン
◇ホーク・ウォーリアー
◇ダイナマイト・キッド