伝説のレスラー 番外編 幻の1戦        スタン・ハンセン VS ブルーザー・ブロディ
60代前半  埼玉県
2017/01/31 17:00
伝説のレスラー 番外編 幻の1戦        スタン・ハンセン VS ブルーザー・ブロディ

伝説のレスラー 番外編


かつて全日本プロレスのリングで世紀の1戦が行われるはずだった。

主役はスタン・ハンセンとブルーザー・ブロディの2人。

超獣コンビやミラクルパワーコンビと呼ばれ、日本中のプロレスファンから絶大なる支持を得ていたスーパータッグチームの両雄である。



しかし実現しなかった。


実現しなかった世紀の1戦は、1988年8月29日、東京・日本武道館で行われる予定だった。

このスペシャルナイトのビッグイベントには「サマーナイト・オールスター・ウォーズ」というタイトルが用意されていた。


プロモーターにはジャイアント馬場。

"夢のカード"をファン公募する前から馬場はハンセンVSブロディになることは分かっていただろう。

80年代の全日最強外人レスラーは、誰がなんと言おうとハンセンとブロディだったからだ。

両雄がシングルマッチで激突する前にタッグマッチながら、本の数十秒間だけだが相対峙した時があった。

1987年11月開幕の「世界最強タッグ決定リーグ戦」開幕第2戦の後楽園ホールのリングでのこと。

ハンセンのパートナーはテリー・ゴディで、ブロディのパートナーはジミー・スヌーカだった。

恐らく、この時の1戦のファンの異常な盛り上がりを見ていた馬場は、近い将来必ず「ハンセンVSブロディ」を実現させようと考えていたのではないだろうか。


しかし誰もが驚愕した事件が遠い異国のプエルトリコで起きてしまったのだ。


1988年7月16日。

プエルトリコ・サンファンに在るバイヤモン・ロブリエル球場のドレッシングルームでブロディは、同じレスラー仲間のホセ・ゴンザレスに腹部をナイフで刺され、サンファン市内の病院で手術中に出血多量のため帰らぬ人となってしまったのだ。


【ブロディ殺害される】

このショッキングな事件のニュースは瞬く間に世界中に知れ渡り、プロレスファンだけでなく一般の人達をも震撼させたのだ。


それは実に残酷なタイミングだった。

ハンセンVSブロディで話題を独占し、一山当てようと目論んでいた馬場だけでなく、その試合を心から待ち望んでいた我々プロレスファンにとっても夢のカードを潰されてしまったのだから…。


8月29日に予定されていた「サマーナイト・オールスター・ウォーズ」日本武道館大会は「ブルーザー・ブロディ・メモリアルナイト」となりブロディの追悼大会へと変わった。


ブロディと世紀の1戦を行う予定だったハンセンはアブドーラ・ザ・ブッチャーとシングルマッチで対戦。

未亡人のバーバラさんと長男ジェフリー君も来日し、ハンセンにチェーンを渡した。

ハンセンはそれを左手に持ち入場。

観客はブロディ得意の雄叫び「ウォッ!ウォッ!ウォッ!」を大合唱している。


試合はハンセンの反則勝ちで終わった。


試合終了のゴングが鳴り響く中、ハンセンはリングの真ん中で何かに憑かれたかのようにチェーンを振り回している。


そしてブロディの入場曲「移民の歌」が武道館に流され、観客はいつまでもブロディコールとハンセンコールを繰り返していた。

それはまるでブロディを蘇らせるための儀式のようでもあった。



盟友ブロディや信頼できるプロモーターの馬場。

ルーキー時代、共にサーキットを回った鶴田。


皆、先に天国に逝ってしまった。


それでもハンセンはリングに上がり続けた。


東京ドームで引退セレモニーをしたその日まで、ハンセンは全日本プロレスで高い高い山となって君臨したのだ。


世紀の1戦は幻に終わって良かったのかもしれない。


何故なら、いつまでも強いハンセンと強いブロディがワタクシの心の中に遺っているからね。



以上(^-^)/


幻の1戦

スタン・ハンセン VS ブルーザー・ブロディでした!



どうもアリガトーヽ(・∀・)ノ
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コメント

60代半ば  沖縄県

2017/02/07 1:21

64.  >>63 ☆コイサン☆さん
ありがとうございます\(^^)/

60代前半  埼玉県

2017/02/06 8:57

63. 
たくやサン 気にすることはないのです(^.^)

タカさんにも言いましたがワタクシの日記のコメント欄はフリーダムですからプロレス好きの人達で自由にお使い下さいv(・∀・*)

60代半ば  沖縄県

2017/02/06 8:52

62.  >>52 タカアキさん
コイさん、私からも、すみませんでしたm(__)m

60代前半  埼玉県

2017/02/06 7:25

61.  >>60 タカアキさん

ありがとうございます(^^)

Amazonとかで有るかもしれないので、そちらを先に検索してみますv(・∀・*)

60代前半  東京都

2017/02/06 7:20

60.  >>59 ☆コイサン☆さん

おはようございます!(^-^)

こちらこそ、つい長々と失礼しました(;^_^A

「いちばん強いのは誰だ」。
小鉄さんの本のタイトルです。

自分は、たまたま古本屋で見つけましたが、小鉄さんが出した唯一の本だったと思います。

いろんな逸話が満載だし、本物のレスラーとは何かを知ることが出来ましたよ♪

(’-’*)♪

60代前半  埼玉県

2017/02/06 5:59

59.  >>57 タカアキさん

なかなか興味深い話を
ありがとうございます(^^)

小鉄さんがブロディに目を付けたのは
意外でした( ̄~ ̄;)

ブロディのプライド話も。

今度、機会があったら古本屋で小鉄さんの本を探してみたいと思います(^.^)

返コメ1つに纏めさせて頂きますm(__)m

60代前半  東京都

2017/02/05 21:12

58.  >>53 ☆コイサン☆さん
何とも、昭和ならではの話のような…。

試合でも、一流のプロ同士の闘いは本当に危険で怖さがありましたが、それを成立させるまでの内外でも、ホントに皆が命がけでやっていてくれたからこそ、我々世代は素晴らしいものを観せて貰えて育ってたんですねぇ…。

つくづくそう想いましたよ。

あ!コメント欄を件、ありがとうございます(;^_^A

60代前半  東京都

2017/02/05 21:04

57.  >>53 ☆コイサン☆さん
自分が目をつけ引き抜いてきた責任、世紀の一戦を会場で心待ちにしている観客と、何より猪木さんに申し訳ないとの様々な想いが入り乱れていたそうです。

あの試合前、当時の古舘伊知郎アナが控え室の猪木さんへのインタビューで「チェーンの問題にちょっと巻き込まれて、高揚していたモンが少し削がれた…」っ答えてましたが、まさか、そんなことがあったとはねぇ…。

60代前半  東京都

2017/02/05 21:01

56.  >>53 ☆コイサン☆さん

それを聞いたブロディーは、やはり宿泊先でゴネて、猪木との試合をやらないと言い出した。

報告を聞いた小鉄さんは、すぐさまタクシーで宿泊先に向かい、途中で金物屋に寄って出刃包丁を1本買って、ブロディーの部屋へ乗り込んだそうです。

ヘタしたら刺しちがえるつもりで。

60代前半  東京都

2017/02/05 20:58

55.  >>53 ☆コイサン☆さん
意外ですが、あの超プライドの高かった男にしては、ギャラや契約交渉でゴネたりとかは一切なかったそうです。

そのかわり、試合会場が小さいだの遠いだの、宿泊先が気に入らないとか、ヘンなところでゴネ出すから大変だったとか(苦笑)

そんで、あの大成功をおさめた4.18両国の一騎討ちの際も、相撲協会からチェーンのクレームが出た。

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