おもいがけず雪山登山。
寒波が来るとわかりながらどうしても行きたかった入道ヶ岳。
朝…は出発地名古屋でさえ雪が降っていたので、到着地が昼にはやむという予報を信じて向かいます。
というか、登山口から徒歩1.5時間地点に味のある宿を予約してしまったので行くしかない。
行ってみてから決めよう。
名古屋から四日市まで行き、四日市駅で椿大神社行きのバスを待っている間に雪が降り始めました。
バスも途中でチェーンを装着する。
椿大神社は既に山の中にあるんですね…。
神社に到着すると雪はやんでました。
よし、行こう。
雪道を進みます。お気に入りのスノーシューズはさすが全然雪の冷たさ感じません。空気が冷たくて気持ちいい。
雪道には誰かの足跡があります。
登りは緩やかと評判の「二本松」から向かいます。
ちょうど別れ道で1人の男性と出会いました。
良かった、登る人いた。
「こんにちはー。登れそうですか?」
「どのコース行きますか?」
「二本松を行こうと思います」
「二本松なら大丈夫だと思います。今僕が下山してきたので、僕の足跡を踏みながら行ってください。気をつけて!」
山の人は皆親切。ジェントルマンなので皆大好き。
しかし山頂付近は腰まで雪に埋まるらしい。
既に別れてすぐの木が生えていないところで膝まで雪に埋まりましたが。
森に入ると薄暗くなりますが、雪のせいでちょっと明るい。二本松スタートです!
真っ白な雪の中、雪化粧をした木々を見ながら進むと、ディズニー映画みたい。アナ雪の世界。
写真を撮りまくる。
…が、すぐにそんな余裕はなくなります。
歩いても歩いても雪が邪魔をして前に進まない。
沢を渡る時は命懸けです。
川に落ちたら低体温症で死ぬかもしれん。
雪でどこが地面なのかわからない。
お兄さんの足跡がなければ登山道がどれかなんて全くわかりません。
そうして進むこと一時間…雪が降り始めました。
迷いながらも進みましたが、雪は弱まるどころか強くなって、ふと下を見るとぼやけて見えなくなっていました。
お兄さんの足跡が消えてしまったらおそらく登山道はわからなくなる。
怖くなりあと三分の一を残して引き返しました。
雪はどんどん強くなる。
これで良かったんだ。自分に言い聞かせながら戻ります。
頂の景色、見たかったけど。
入道ヶ岳はまた雪のない日にあらためて挑戦しよう。
麓の椿大神社で暖かい伊勢蕎麦を食べよう。
宿まで歩いてぼたん鍋と鹿の刺身を食べよう。
さよなら入道ヶ岳。
コメント
2021/12/18 20:57
12. >>9 アヤさん
今日は鈴鹿方面に行くんじゃないかな。
雪大丈夫かなって思ってたんですよ。
でも思った以上に雪が多かったですね。
僕も残雪期登山ですが、途中撤退したことが2度ありますよ
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2021/12/18 20:16
11. >>4 ヒデヨシさん
友人多くて羨ましいです!!笑
そうですね、レベルアップしてリベンジします!
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2021/12/18 20:15
10. 入道の頂上は展望がひらけていて気持ちがいいです、是非春にリベンジしてください。
経験を積んで雪山にも挑戦していきそうですね。
返コメ
2021/12/18 20:14
9. >>3 かんさん
いえ、皆に判断を肯定してもらえてちょっと気分が立ち直りました。
ありがとうございます!
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2021/12/18 20:11
8. 雪は美しくもあり厳しくもあり…
無事で何より。
また機会はありますから…
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2021/12/18 20:10
7. >>2 ポチさん
おっしゃる通りです!
またゴールデンカムイですが…笑
谷垣っていうマタギが二人で吹雪の中山奥で足止めをくらい、カネモチっていういざという時最後の最後に食べる保存食を2人で分け合いなんとか生き残るのが印象的で…雪が強くなり始めた時にそれがフラッシュバックして怖くなりました。
ジビエ…出ませんでした。
2時間も雪道歩いてたどり着いたのに。泣
明日はすぐ目の前のバス停からバスに乗ろうと思います!
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2021/12/18 20:10
6. はじめての雪山登山でこれはヤバいですね!連れがいればなんとかなりそうですけど、1人だとなんかあってもなんともならないから止めて正解でしょう
美味しいゴハンしてゆっくり暖まって休んでください…
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2021/12/18 20:03
5. >>1 シュアさん
そうですね。
登頂はできなかったけど、行って良かったです。
良い経験になりました。
返コメ
2021/12/18 18:57
4. 引き返す勇気に乾杯です
自分で判断出来れば、これからいつでもどこでも行けると思います。←と、山登り好きな友人が言ってました!
山は逃げないらしいから(笑)いつでも待っててくれるらしいです。←これも友人が言ってました
返コメ
2021/12/18 18:50
3. 他の方も言われてますが、引き返したことは勇断だと思いますよ。
(アヤさんがどんな装備をされてたのかも知らず、かつ僕自身も本格的に雪山をやった訳でもないのに、偉そうにすいません)
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