鹿は見れなかったけど、もっと素晴らしいものに出会えたよ竜ヶ岳。
30代後半  愛知県
2022/03/12 18:39
鹿は見れなかったけど、もっと素晴らしいものに出会えたよ竜ヶ岳。
「鹿や兎を見たことで、熊を見る確率が0.0001%でも上がるのなら、私は鹿なんて見なくて良い。」

とある友人の言葉です。






朝4時起床。
2度寝。


4時半、再度起床。奇跡。
朝ごはんにおはぎを食べて、急いで着替えて昼ごはんをバッグにイン。
5時には家を出ます。

今日は始発で竜ヶ岳。
夏に緑の稜線を歩きたいんですが、雪の竜ヶ岳も見てみたい。もうそろそろ私でも行けるのでは。
そう思い出発。
名古屋から近鉄富田、藤原岳同じく三岐鉄道で行きます。
比較的近い「丹生川」で降りて約1時間半歩きます。

登山口のある宇賀渓キャンプ場へ到着すると、おじさんが近づいてくる。
あ、入山料200円らしいです。
おじさんに「丹生川から歩いてくるなんて、既に登山だよ。」と労われ、少し足取りが軽くなります。
川辺でキャンプしている人を見ながらしばらく林道を歩きます。
暖かくなったらキャンプしたいな。
林道で鹿大量発生の活動日記を先週見たので、私も見たくて静かに目を凝らしながら歩きますが、残念ながら鹿とは会えないまま遠足尾根へ入ります。

最初は緩やかな気持ちのいい山道が、次第にしんどい坂道へ。休む区切りが見つからないまま歩き続ける。
誰もいないと思った遠足尾根は、たくさんの人が歩いていました。
岩を登って降りる展望所を過ぎると、またまた岩山。急登は腕組みをして登ると楽な気がする。

岩山を登り切ると視界が開けてテンション上がります。
しかし雪が出てきたと思ったらズボりまくる。
もうか。しんどい。
しばらく歩くと稜線に出ました。
これこれ!これが見たくて竜ヶ岳に来ました。
何度も写真を撮ってしまう。
一面が鮮やかな緑になる頃にまた来よう。

しかし…クラ直前の急登は想像以上に急で。
というか、シャリシャリの雪、というより氷のような斜面は途中若干の恐怖を感じました。
ここで、今季の鎌ヶ岳~御在所計画を来年に持ち越す決心がつきました。鎌ヶ岳はアイゼン買ってから行こう。
登り切ったー!
達成感で振り返って歩いた軌跡の写真を撮る。
よし、行こう、竜ヶ岳。

竜ヶ岳直前の急登もまたさっきみたいなのかとビクビクしていましたが雪はほぼ溶けて泥水になっていました。
それはそれで滑る。
そして風がめちゃくちゃ強い。
噂には聞いていたけど凄く強い。
雲が広がりお隣の藤原岳はほぼ見えません。
飛ばされないように慎重に登ります。
そして、登頂。
先に登頂されたグループの方の写真をお撮りします。
毎度お決まり。
しかし雲が立ち込みすぎてバックに山が何も映らない。
良い写真がとりたいのに。4枚も撮ってしまいました。すみません。
お返しに私の写真も撮ってくださいました。
いつも言えないんです私。感動。
ありがとうございます。

さて
お待ちかねのお昼ご飯。
クラあたりからずっとお腹が鳴っていました。
今日のご飯は「豚バラネギ天かすうどん」です。
とりあえずうどんが食べたかっただけ。
今日はちゃんと茹でられました。
風が強いけど日差しが暖かくて、竜ヶ岳で山頂飯ができるなんて最高です。
皆、稜線を見ながら食べるので横に並んで遠足みたいになりました。

帰りは金山から帰ります。
最短ルート。
夏は友人におもてなし登山をしたいので、1番簡単そうなルートを探します。
金山は最短だからこそだいぶ急坂でした。
足がプルプルします。
プルプルした足をかかえたまま再び林道へ。
鹿を探しながら歩きますがやはり出会えず。

登山口の売店で山バッジを買い、向かいのカフェに行きカフェの可愛すぎる山缶バッジを衝動買い。
そしてかぼすソーダフロートを注文。
客はいないかと思いきや、中学生が4人座ってます。
ファミレス感覚なのかな?
と思いきや、カレーとモーニングとか、けっこう皆ちゃんと注文してました。
私、飲み物だけですみません…。
しかも、店のおじいさんの米製造法など小話をちゃんと聞きながら、うちでは玄米を食べてるとか、ここの川にアマゴを釣りに来たとか、友達同士で話さず皆でおじいさんと話をしていて、なんだかとてもほっこりしました。
おじいさんはアナゴと勘違いして話していたけど。
それを誰も否定せず、なんて優しい子らじゃー。

よし。のんびり帰りますかー。
歩き出して数秒…
「おーい。」
呼び止められます。
?私?ですか?
駐車場にいるお兄さんが「乗っけてってあげるよ」と言います。
えっ!びっくりしすぎて固まる。
「いえ、、、歩くので大丈夫です。」
何がおこったか飲み込めないまま歩きます。
するとしばらく行ったところで車が路肩に止まり外におばさんが出ています。
エンストかな?と思っていると、おばさんが駆け寄り話しかけてくる。
「どこまで歩くの?乗っけていくわよ」
えー!!
「いや、あの…歩きたい気分なので大丈夫です。ありがとうございます!」
更に歩くこと数十分…
「おーい。さっき竜ヶ岳おった子じゃろ。乗っけてくぞー。」今度はおじさんが。
「ありがとうございます!歩きたいので大丈夫です!ありがとうございます!」
去っていくおじさんの車に深くお辞儀をしました。

あぁ。
なんということでしょう。
いなべ市ってこんなに素晴らしい町なんですか。
13年間の東京暮らしで擦り汚れた私は素直に甘えるということができず皆さんの好意を無駄にしました。
最初は戸惑いでしたがめちゃくちゃ嬉しかったです。

私も、自分が自分がではなくて、人に優しくできる器量のでかい人間になろう。
そう思えた、竜ヶ岳でした。
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コメント

50代前半  愛知県

2022/03/13 21:43

7. 竜ヶ岳の登山、お疲れ様でしたね、
鹿なら丸山(御池)に行く登山道で
谷をおりたら、
出会えることもあります。
野生の鹿で
私は夏山登山した
中央アルプスの
百名座のひとつ、
空木岳(うつぎだけ)登山で
あった鹿は怖かったですね。
目が鋭い眼光でした。
熊なら洒落にはならないけど、
新穂高温泉近くの
くま牧場なら会えます。
登山道で熊に会わないように
ラジオを流したり、熊すずを
リックにぶら下げていますが。

30代後半  愛知県

2022/03/13 10:30

6.  >>4 シンさん
疲れる時は景色を見ると、また頑張れます。
足を前に出しさえすれば登頂できる登山は、精神を鍛えるのに最適ですね。

山頂付近で、小学生の男の子がお父さんと登っているのを見て、いいなと思いました。

帰り道、大学生(男)が昔のサッカー自慢をし(女)が手を叩いて喜んでいるのを聞きながら、、、私はサッカーや野球より断然登山部の山男だな…と思いました。笑

30代後半  愛知県

2022/03/13 10:21

5.  >>3 ヒロシさん
今日も竜ヶ岳にはたくさんの人がいたのに、皆カフェや売店は素通りでした。
売店はたしかに飲料は自販機より高いし、カフェも近寄りがたい雰囲気(営業してるかわからない店多数)笑
でも、安全に山登りできているのは地元の人のおかげなので、お金はなるべくたくさん落としていきたいと思っています。
チェーン店では店主や他の客と話す機会なんてほぼないのは確かですね。

40代前半  愛知県

2022/03/12 21:00

4. 今回もお疲れ様でした(^ー^)

天気が良くて最高の登山日和でしたね!
疲れてしまうけど、綺麗な景色見たり、他の方との優しい触れ合いが楽しいですよね♪

色々なグッズを試して、使いやすいものを揃えていくのも楽しいです。

毎回、掲載される写真を楽しみにしてます!

40代半ば  岐阜県

2022/03/12 20:59

3. 山の近くにはいつもカフェがあるんですね
チェーン店でなく個性的なお店での色んな出会い、これも魅力のひとつなんですかね~♪

30代後半  愛知県

2022/03/12 20:38

2.  >>1 高木さんめぇぇさん
ダイソーにあるという、餃子を焼いても焦げ付かない加工がされた黒メスティンが欲しい。

しかし1,000円。
もはやダイソーは何でもあり。

40代後半  愛知県

2022/03/12 19:40

1. 登山お疲れ様でした。メスティンいいですね。
これあれば色んな料理出来るし。
山は季節で色々な姿が見れるから、楽しいですよね。写真楽しみにしてます。

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