雨降る前に綿向山山歩、、、のはずが遭難の危機。
30代後半  愛知県
2023/04/29 21:27
雨降る前に綿向山山歩、、、のはずが遭難の危機。
「山にベテランはいない。」

誰かが言っていた。
何十年登っていようと、何座登頂しようと、同じ山に何十回行っていたって、、、その日の天気のその日の山は、その日一度しかない。
その山のベテランなんていない。
って。





今週土日は天気が崩れるみたいですねー。
土日雨マークを見て山は諦めていましたが、なんとか土曜夕方までもつよう。
なら、行きたい。
どこに行こ、、、綿向山!!
決断早い。ずっと行きたかったから。
そうと決まれば早寝します。

翌朝6時
目標時刻より遅いですが私にしては頑張ったほう。
許容範囲。
しかし早寝を意識しすぎて荷物はNO準備。
急いでザックに詰め込みます。
ご飯は、、、冷蔵庫からラム肉と蕪を出して保冷バッグに詰め込む。
調理器具を詰め込んだら出発します。
登山口到着予定時刻は8:30を過ぎるとナビが申しています。
思いのほかかかる。
自宅を出て2分で高速に乗り、一気に滋賀県へ。
混んでるかとビクビクしていた綿向山登山口近くの駐車場は20台ないくらいで、すんなり停められました。
良かった。
準備をしたら登山開始します。
が、、、ない。
スマホケースが。あとアームカバーが片方。それに登山用の靴下。
スマホケースは釣り用のザックに付いていたのを発見しましたがアームカバーと靴下は見つからず、仕方なく出発。

行きは大きなつづら折りの続く参道?から登ります。
活動日記でもほとんどここから登っていました。
たまに雨乞岳から来る日記も。
迷いやすいと看板のある破線ルート、、、私もいつか、つなげてみたい岐阜と滋賀。
そして開始早々始まるつづら折り。
地図でめちゃくちゃ見えていたので覚悟していましたが、、、
あれ、、、苦しく、、、ない。
つづら折りは大嫌いなはずですが、大きくゆったりとしているので、とても気持ちよく歩けました。
綿向山山頂まではきっちり整備された、広めの登山道で、急登もなく終始気持ちがいい。
綿向山、、、いい。

山頂直前の突如階段は若干息が絶え絶えになりましたが、、、山頂は予想よりはるかに良い景色。
よし、ご飯にしよう。
今日の山ご飯は、、、
冷蔵庫にあったもの。
ラム肉と蕪のみ。
新玉葱、自宅にあったのに。
ジンギスカンできたのに。
しかし、、、調味料を忘れ、ついでに油も忘れました。
車にあったのに。
味のない肉野菜炒めなんて、、、と思いましたが、ラム肉の癖が最高に良い調味料になりおいしく頂けました。
蕪も甘くて美味しい。

山頂は風が強くて寒い。
上着を羽織りますが、続々と団体様が登頂されるためそそくさと下山。
下山ルートは迷いましたが、、、破線ルートの水無山に行きたい。
ちょうどピストン途中から分岐して周回できます。
下山は、登る人も含めて大渋滞が起こっていました。
綿向山は昼から登り始める人が多いんですね。
大渋滞も、煽りと思われないよう、静かに間隔をあけて、歩きます。
そして水無山分岐。
やはり水無山方面へ行く人はいませんでした。

ここから、ひっそりしたソロ登山が始まります。
水無山方面は道がだいぶ狭く、滑落防止のロープ多数。
しかし登山道の看板は頻繁についており、安心して歩けます。
水無山破線ルートからは踵がおかしくなるタイプの急登続きで、本日初めての休憩。
ふとルートを確認すると、、、
「あ!スマホの充電器が残り少ない」
サコッシュからバッテリーをつなごうとするも、、、
「あれ?」
ケーブルの種類が違う、、、
ライトニングが欲しいのに、あるのはマイクロUSB、、、

「まずいぞ。」 
ただでさえ人気のない破線ルートを歩いているのに、バッテリーが尽きたら下山、、、できるのか?
100%できると、言えるのか。
来た道を戻るべきか。
考えましたが、登山道は明瞭なのでこのまま水無山に向かうことにしました。
活動は停止にして少しでもバッテリーの減りを遅らせます。
そして無事水無山、水無山南峰のピークを踏み、さぁ帰ろう。
下山もまだまだ気が抜けません。
大渋滞の参道ルートに合流するまでは。
今日は滋賀県15時から雨が降り、明日昼過ぎまで止まない。
そして昼で既に上着を羽織るくらい肌寒い。
行動食はグミのみ。
水は1リットル、、、を、半分飲み干しそうだ。

遭難

一瞬その2文字がよぎりました。
今日は母にも友人にも山に行くことを伝えていないことに気づく。
もちろん登山届けは出しましたが、それは月曜に出勤しないことに気づかれてからでないと威力を発揮しないのでは、、、。
いつも登る前に行く山とルート、下山したら下山報告を欠かさなかったのに、、、今日に限ってバタバタと出て来てしまった。
「慣れた頃にやらかす。」
いつか誰かが言っていた言葉を思い出します。

怖くなって、友人に綿向山山頂写真と水無山山頂写真と分岐写真をLINEで送る。
なかなか電波が入らず画面を開いたままにして進む。
どうか届いてほしい。

この時、電池残量が少ないのとなかなか送信できないだろうと思い送信相手を1人選んだんですが、母ではなく友人だったことに下山してから驚きました。 
救助は家族しか呼べないと思うので今度からは母にしよう。

ハラハラの下山でしたが、登山道は細いながらも明瞭で、整備してくださっている人に感謝をしながら無事下山することができました。
表参道との分岐まで来るとバッテリー心配なので活動終了ボタンを押す。
そして残していたもう片方の水を飲みます。
今度からはバッテリーのチェックはもちろん、紙地図が読めるように勉強しようと思いました。


駐車場に着くと、次の行き先を考えます。
今夜はキャンプ場で車中泊でもいいなと、出発する前は考えていました。
雨だから空いてるかなと。
しかし
プチ遭難で疲れたため帰宅することに決めました。

今夜は囲い込まれた家の中で、アマプラを見ながら夜更かしがしたい、、
明日は思いきり朝寝坊してからゆったりエステと美容院に行こう。
山との落差が激しい。

ただこのまま高速とばして帰るのはもったいない。
まだ昼になったばかり。
雨が降るまでまだ余裕がある。
近くの道の駅に寄って、天然温泉に入って、帰ることにしました。
道の駅竜王は小さなテーマパークのようで賑わっていました。
ワクワクするようなキノコや肉を購入し、下山時から食べたかったアイス、、、はやめて竜王プリンを食べます。
食べ終わると近くの天然温泉へ。
天然温泉は、掛け流しの源泉が出ている壺があり、、、顔から爪先までかけまくりました。
満足。

さー帰りましょう。
帰りは高速途中でナビが黙りこくり、ふと画面を見ると道なき道を走っていた。
ナビが古くて道が出ない。
なんとなく看板を見ながら帰りつきました。
ナビはない方が道を覚えて良いかもな。

さて
今から道の駅で購入したもので晩御飯です。






色んな山に行けばいくほど慣れは来て、、、
しっかり計画を立てないままバタバタと出発したり
途中でルートを変更したり
荷物のチェックを怠ったり
天気を読み違えたりして
一歩間違えば大惨事につながる恐れは必ずあるということを、今一度肝に銘じて安全登山をしようと思いました。

最近「道迷い遭難」の体験記を読むことにハマり、色んな人の遭難体験を読んでいます。
どんなベテランと言われる人でも遭難をする可能性はあって、、、ましてや初心者の私なんかは絶対に不十分な用意で山に入ってはいけないなと思いました。
今回は明瞭な登山道を維持してくださっている綿向山関係の人に感謝します。


、、、て、、、
あぁぁぁぁぁぁ!!!!

停止して行動したからルートが直線になっているばかりか、、、
水無山と水無山南峰のピーク踏めてないー!!!!
、、、リベンジ山がまた一つ増えてしまいました。
電池の残量と闘いながら踏破したのに、、、。
破線手前で折れ曲がってる、、、きつかった急登ピストンもなかったことに、、、?涙
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コメント

30代後半  愛知県

2023/04/30 9:50

7.  >>6 PTMさん
温泉最高でした。

50代前半  愛知県

2023/04/30 7:05

6. 無事帰宅お疲れちゃんでした
数々のトラブル大変でしたね
温泉よかったですか?

60代前半  愛知県

2023/04/30 6:16

5.  >>3 アヤさん
おはようございます。天然温泉ですかー イイですねー GW中に行こうかなー

30代後半  愛知県

2023/04/30 4:26

4.  >>2 りゅうぶんさん
家にいると外に出たくなるけど、帰宅するとホッとします。

30代後半  愛知県

2023/04/30 0:26

3.  >>1 フードコートさん
天然温泉はやはり良いです。[いい気分(温泉)]

50代半ば  愛知県

2023/04/29 22:28

2. 数々のトラブルの末、
無事に帰宅されて何より…

60代前半  愛知県

2023/04/29 22:10

1. お疲れ様でしたー やはり山も海も準備が大切なんですね、肝に命じます。道の駅の温泉は良い湯でしたかー? 

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