「私が鳥川アルプスを歩くまで」

前置き～（長くなります）
大好きなYouTuberかほさんの「マナスル登頂までの動画」をここ最近見ていたので、謎のやる気がモリモリ。
雪山、行きたい！限界振り切りそうなしんどさと景色の良さがある山に行きたい！
しかし、愛車アトレーがエンジン不良によりレッカーされてなかなか帰って来ず、、、
やっとでお山に行ける日が来ました。

能郷白山！
もう決めている。
能郷谷からしか行けないこの時期に、前山から能郷白山までの雪道を歩きたい。
冬靴＆アイゼンにすべきか、いつもの靴＆チェンスパにすべきか、めちゃくちゃ悩む。
だって、登山口までの距離、、、長すぎやしませんか。
なんてことを考えながら前夜見忘れていた天気を確認。
なんと、、、雪、、、降るの？
風、、、も、強いらしい。
てんくらは火曜くらいまでずっとC。
え、、、。
ただでさえ未知の能郷白山、、、やめます。

代わりのお山、、、
滋賀（雪）三重（雪）岐阜（雨もしくは雪）
何故、、、名古屋はこんなに晴れてるのに、、、！
本当に降ってる？
（しかし世界一の積雪量記録がある伊吹山を考えると、疑いつつも行く気にはならない。）
とりあえず日本海から離れればいいのかと浜松あたりを探します。
（復帰直後のアトレーが心配なので100キロまで。）
うーん、、、
悩んでいると、いつか行く山リストにあるじゃないか面白いくらいピークの連続する岡崎の山が。
よし！これだ！



そうして、34座のアルプス縦走になりました。
（アルプス全部まわる時間がなく、約半分の行程。全部まわると高低差1,600m超えます。凄すぎる。）

朝7時
二度寝してYouTube見ようかなという気持ちにムチを打ち、眠い目をこすりながらなんとか出発。
高速を使い、8時には登山口近くの駐車場へ到着。
適当に歩き出し山へ入る。
登る、登る、登る、ピークハント、下る、登る、ピークハント、、、
繰り返し

、、、
34座登頂するんだから、少なくとも34回のアップダウン必須なのを失念していました。（何故！）
、、、つらい、、、。　
前半、思っていたよりちゃんとアップダウンある。
1ヵ月山に登らずに、YouTubeでキャンプ動画見ながら「そろそろキャンプもやりたいなー」なんてご飯を食べまくったせいで体が重い。
脂肪が筋肉に変わってくれないだろうか。

それでも、歩くうちにだんだん慣れてくる。
慣れってすごい。
いやしかし、ピークがめちゃくちゃあるおかげで気持ちが切れない。
常にご褒美状態。
そんな中、お腹が鳴る。
しかし休憩はしない。
山小屋泊でない限り、私の山の楽しみは山頂ご飯。
今日のご飯は何にしようか。
そのために山に行ってる。
にもかかわらず、お腹が鳴っているにもかかわらずご飯を食べようとしないのは、、、

今日の山ご飯が、、、
カネ餅しかないから。
※ カネ餅とは、マタギの携行食。凍りにくく日持ちもすることから、他の食料が尽きた時の最後の非常食。
今回は「ゴールデンカムイ」で谷垣源次郎が作るクルミ入りカネ餅を再現。

そう、、、他の食料が尽きた時の最後の非常食、、、。
美味しくないわけじゃない。ただ、、、
「よし！次の山頂に着いたらカネ餅だ！頑張るぞ！」
という心情には残念ながらならないだけ。
もともと、雪の能郷白山向けに作ったんだから仕方ない。
吹雪で1週間動けなくなった時に食べるカネ餅はさぞ美味しいことだろう。

しかし、そんなことも言っていられないくらいにエネルギー切れなので、半分くらい行程が終わったところでカネ餅を食べてみる。
うん。味は良い。ただ、歯応えありすぎる。
原作を読む限り、そういう食べ物みたいなので間違えてはいないはず。
小さいカネ餅半分で終了。
明日から朝ごはんは毎日カネ餅だ。

さて、カネ餅を食べて元気いっぱい！
残り半分を歩きます！
最後の方はピークが少なくなる上にエスケープルートが出まくりで、もう帰って温泉入ろうかなという誘惑に負けそうになりましたが、駐車場直前の怒涛の11座はどうしても踏みたいので我慢します。
最後は道の途中に山頂看板みたいな感じだったので、あんなに慎重に地図を確認しながら進んだのに、結局山頂看板を一つ見逃しました。


駐車場に帰ってきてまだ13時前。
本宮温泉へ向かいます。
本宮山もちょっと気になりますが、今日は時間がないのでまた次回。
本宮温泉はまだ13時半なのにすごい人。
駐車場は満車で第3駐車場へ停め、湯船もみっちり。
でも、良いお湯でした。
やはり温泉は良い。

そして、帰りがてら地元のスーパーへ。
「サンヨネ豊川店」
サンヨネ、、、聞いたことなかったけど、最高でした！
特に魚介系が安くて種類が多くて変わったものもたくさんありました。
これが名古屋にあったなら。
近所はヤマナカしかありません。

急いで帰ったら佐川急便の配達30分前に帰宅。
よし。
夏休みに行った北アルプス裏銀座5泊6日縦走日記を、せっかくなので本にして残そうと思って印刷所にまわしたんですが、、、想像と全然違うしょぼい出来上がりになりました。
やり直しだ。笑