「どんなにあきれられても
やりたいことをやるべきだ
嫌われたっていいじゃないか
マイウェイ」

乃木坂の歌はけっこう好きで気がついたら聞いてます。


相変わらず毎週山に行ってます。
付き合う人は山好きでなくても良いと思いながらも、山を否定されると我慢できない。
私はファッションに興味がないけど、だからといって服や髪の毛に拘ることを否定したことはないでしょう。
理解できなくても、否定はしないでほしい。
いや、理解できないなら否定はできないだろうと思うのだが。
人は、自分が理解できないものには拒否感が生まれてしまうものなんでしょうか。
なんとか歩み寄れないでしょうか。


さて
前回は丹沢を縦走して木道に感動し、箱根でキャンプをした翌日は山頂にマサカリが刺さっている金時山で大きな富士山を見ながらしめじ汁で朝ごはん。
地元のお山をチョロチョロしながら鳥取に出張をしたついでに大山に登りました。
私の出生地は鳥取県境に近い島根県の松江です。
昔は岡山あたりから高速を下ろされて、延々と峠越えをしましたが、今はキレイな高速が通っていて快適にドライブできました。
主張中は1週間ずっと今は亡き家まで行って、昔よく行っていた海岸で出勤時間まで釣りする毎日。

最終日に皆生温泉でさっぱりすると、大山麓にある山小屋のような宿へ移動。
ぐっすり眠って翌日は夜明けとともに大山に登ります。
実は、母が若い頃に大山に登り遭難手前になった話を聞いてました。
小さなナップサックにはお菓子とお茶を入れ、Tシャツにジーンズ、スニーカーというナメた装備で。笑
道に迷い、藪をかき分けた先に出た登山道で出会った人に「水をもらえませんか」と言われ、持っていたのに遭難のパニックから「ありません」と言ったことをずっと後悔しているらしい。

そんな母の遭難体験山、大山は、今はもう麓からずっと丸太が敷かれ、山頂付近は木道が敷かれ、とても整備された山になりました。
独立峰なので景色もとても良く、今度来ることがあれば朝陽を見に来たい。
ただ、剣ヶ峰への道は崩落で通行禁止となっていました。
母の通った道はもうないのかもしれません。
最近ヨガ教室に通い出した母へのお土産に、麓のモンベルで大山マグボトルを買いました。

家まで車で6時間かかるので、直帰せずに中間地点の兵庫県にあるとある登山口近くの野営地でキャンプをしたら、まさかの完ソロでした。
（あれ？キャンプブームはもう終わったの？）
熊出没注意の看板にビビりながらも、迷惑キャンパーさながら音楽をガンガンに流しながら野営を楽しみました。　
迷惑キャンパーの皆さん！ここなら音楽かけて騒いでも迷惑にならないですよ！
熊が怖いので、食材はもちろん、道具はほぼ全て寝る前に車内に封印しトイレも翌朝まで我慢。笑
翌日は山頂までピストンし、途中にあった「力水」と書かれた沢の水を汲んで帰り、野営地に沢の水コーヒーで朝ごはんを食べました。
最高の朝。
そして兵庫から名古屋まではあっという間の帰還でした。

あぁ、1人旅はいいなぁ。

その翌週は佐久島に行って一日中釣りをしたり、下呂にある旅館の屋上で温泉入り放題キャンプをして、翌日は近くの沢が山頂付近まである御前山にて釣り登山をしたり、実は行ったことのなかった茶臼山に行ってゆるキャン△聖地を巡礼しながらまたまたキャンプしたり、、、

先週は3ヶ月ぶりに友人と2人登山をしました。
離婚しシングルマザーとなった友人は、もともと子供を隔週土日は元旦那と交代で面倒を見るとあちらが言い出したのに、私と登山を楽しんでいることが元旦那は不服だったようで、土日も好きに外出できないように子供とはもう会わないと言ったそう。
調停でも裁判官？の人に「山なんかに行っている場合ではないですよ」と言われ、
「いや、休みの日に何をしようが関係ないでしょう。山に行こうが家にいようが同じでしょう。何もせずじっと家にいれば満足ですか？」と言ったらしい。
1人だけ楽しそうでズルイと言う、私情の入った元旦那は仕方ないとしても、知りもしない人にそんなこと言われる筋合いないわと思ったらしい。

まぁそんな離婚ほやほやの友人と一緒に行く山
友人の希望で上高地手前にある「福地山」という山に行きました。
山頂に剣が埋まっているらしい。
引き抜きに行きたいらしい。
そ、それは私も見たい。
抜けたら勇者、ということになるんでしょうか。
そうしたら、あちらの世界に転生できるんでしょうか。
剣と魔法の世界へ。


行きに平湯バスセンターにて登山前のトイレ休憩をしたら、上高地に行く人が列をなしていて羨ましくなりました。
新穂高ロープウェイ行きは1人もいなかった。
そろそろ北アルプスも雪が溶けて、周りもちらほら登りに行っているみたいです。
私も行きたい！
そして、もう6月が終わってしまうことに気がつく。
あ、富士山、登ってない。

昨年、富士山に登ってから、来年もまたこの開山前に行こうと、毎年やろうと思ったのに、、、
月日が経つのは早いですね。
今週来週は用事が入って山には行けず。
富士山は9月に行けそうなら行くことにします。
降雪がなければ。

何故用事があるんだろう。
2週間も山に行けないなんて。
せめてその間に梅雨、明けないかなー。
自分勝手なことを思う自分が本当に嫌になります。
しかも、月末の用事は友人と釣りキャンプなんですけど。
自業自得。


剣は結局抜けるわけもなく、山頂から穂高連峰と北アルプスを眺め、、、
「山、行きたいなぁ」
と呟く友人。
今も山頂だけどね。
だけど、、、うん。
山、行きたいね。

日々の色々がちっぽけなことに思えるほど、
生きることだけに一生懸命になれる山に、行きたいなぁ。

友人の仕事は警察なので、、、連休はないらしい。
「山岳警備隊に移動願い出したら今なら即採用だと思う。」
帰り道、そう呟く友人をなんとか止めることに必死。

登山なんてやらなきゃ私もわからなかった。
いまだに「なんで山に登るのか」聞いてくる人は多いけど、口で説明したって理解できないし上手く説明だってできない。
気になるならとりあえず一緒に登ってみればわかると言うけれど、皆うんとは言ってくれない。
わからない人はたくさんいるし、それ故に非難されることも多いけど、自分がやりたいことを曲げてまで生きる人生に何の意味があるのか。
大人になると背負うものがどんどん増えて、もう自分1人だけの人生ではなくなるから、若い頃のようにやりたいことをやればいいなんて簡単には言えないけど。
でも、自分の人生を何かのせいにして諦めるのが癖になったら嫌だなぁ。

私も、最近人と会いすぎて疲れました。
来月は仙人のように山にこもって汚れを流してこようと思います。