「パパーーーーーーッ️️️️」（クラクションの音）

、、、

「、、、え、嘘ーーーーーーー️️️️」
夜のガソリンスタンドにおっちゃんの叫び声が響き渡った。






あー。今日もよく働いた。
退勤して車で50キロ。帰宅する間際
近所のいつも行くガソリンスタンドに寄る。
ガソリン入れるついでに、そろそろオイル交換しておく。
以前の故障があってから、めちゃくちゃ頻繁にオイル交換をしている私。
このガソリンスタンドは、オイルって何？フィルターって何？粘度って何？っていう初回から頻繁に来てる。

いつもいるおっちゃんが好き。
店員さんというより、下町の車屋さんみたいな感じ。
対応はスムーズで、詳しくて、でも素人にもわかりやすい説明と、お得情報もよくくれる。
手洗い洗車もめちゃキレイ。


そんな大好きなガソリンスタンドにて
事件が起きました。


クラクションが聞こえた時、店内の椅子でボーっとスマホをいじっていた私。
びっくりして入口を見ると
「あ、私のアトレーだ。」
間違えてクラクションにぶつかったのかと思っていたら、しばらくしておっちゃんの叫ぶ声。

い、、、嫌な予感。

「どうすればいいですか？」
お兄さんの戸惑った声
そう、今日はおっちゃんじゃなくて若いお兄さんでした。おっちゃんが指導してるよう。
「まず、、、まずは謝ること！」
おっちゃんの声がする。

これはやばいぞ。明後日は友人とキャンプなのに。
車が修理に出される予感を感じとる。


どうやら、バックした私のアトレーの先に（inガソスタお兄さん）、お客様の車がいたらしい。
クラクションはお客様のだったようです。
幸い怪我はなかったようですが互いのバンパーに傷がついたとのこと。
え、、、
どれくらいの傷が気になりつつも、とりあえず警察待ち。
その間もお兄さんの前に立ち、誤りたおすおっちゃん。
しかし、適宜テキパキと処理はこなす。
さすがおっちゃん。

私はお茶を飲みながらキャンプ飯を何にするかのんびり検索する。
家まで徒歩10分の距離なので気は楽。

諸々対応が終わり、傷を確認する。
「、、、え、、、。、、、どれ、、、？」
がっつりライトアップされてもほぼ見えないほどのスリキズでした。
明日、店長から修理に関して連絡させていただくとおっちゃんは言うけど、たぶん私は修理しないだろう。
自分で家の駐車場壁で擦ったミラーの傷に比べたら無いのと同等。

そして
最後までぶつけたお兄さんの前に立ち謝り続けるおっちゃん
事故を起こして申し訳ない、お待たせして申し訳ないと平謝りするおっちゃんに、
「いつも親切に色々アドバイスしてもらっているから、これくらい全然大したことない。いつもありがとう。オイルもありがとう。」と言ってきた。
（あ、オイル交換タダにしてくれました。）


きっとぶつけてしまったお兄さんは、今後おっちゃんに頭が上がらないことだろう。

良いことした。

笑