あつかったら ぬげばいい
50代前半  宮城県
2020/10/15 4:24
あつかったら ぬげばいい



絵本作家のヨシタケシンスケさんの本が話題らしい。
「大人の気持ちを緩めてくれる内容」で、でも「子どもに読ませたくない内容」ということで。
某サイトのレビューも、☆5つと☆1つの両極端な評価(5つの人の方が多いけど)。


「あつかったら ぬげばいい」
「あつくてたべられなかったら みんなでふーふーすればいい」
うんうん、ここら辺は大丈夫(何がだ)。

「ふとっちゃったら なかまをみつければいい」
「へやがちらかってたら とりあえずむきだけそろえればいい」
わはは(汗)。

「よのなかがみにくくおもえてきちゃったら ひかるがめんをみなきゃいい」
「ひとのふこうをねがっちゃったら なみうちぎわにかけばいい」
ナルホド、ここら辺が評価が両極端な理由なのかな。




ヨシタケシンスケさんの作品で私が好きなのは「りんごかもしれない」から始まる“発想えほん”シリーズ。グッと来たのは第3弾の「このあと どうしちゃおう」なんだけど、それは最初の「りんごかもしれない」があったればこそ、なのかもしれない。
彼は今や大人気作家で、売れれば売れる程低評価も増えるのは当たり前だし、「これは子どもに見せるのはどうなの?!」(←これは多分に大人の事情的に(笑))「コレ読んで小さな子どもは理解出来るの?」というものも確実にある。
「あつかったら…」も“疲れた大人の為の絵本”といった評価をする文面もある。
あまりに売れすぎちゃって、ちょっとどうなのよ(笑)と思ったりするけど。出来ることならあまり売れずに“家の本棚に紛れ込んである”とか“図書館の書架に置いてある”くらいが良かったかな(ヒドイ)。


“「時の篩(ふるい)」に耐えられるか”が、絵本には大事なことだと思う。読み聞かせ講座の受け売りだけど真実だと思う。30年経って残っている本は本物だ。年数の経っていない本の評価は、まだ固まらない。つまり、エンタテイメントとして読む程度で構わない。それを「これこそ人生の伴侶!」みたいに奉るから変なことになる。

ヨシタケシンスケさんの本も、30年経って残っているのは「りんごかもしれない」だけかもしれない。そうじゃないかもしれない(笑)


「あつかったら ぬげばいい」は、大人が読んで、読み終わったら本棚に入れて、それを子どもが発見して読む、くらいで良いのかも。絵を見れば2コマ漫画で楽しく、文を読んで「とりあえず向きを揃えれば部屋が散らかってても怒られなさそう」とずるいテクニックを知ったり。まぁ、“読み聞かせ”する年代には向かないかな(笑)


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コメント

50代前半  宮城県

2020/10/15 18:39

2.  >>1 みほさん
今日、本屋さんでサラッと読んできました(読む前に日記を書いたという(^^;;)。やはりヨシタケシンスケ節全開な内容でした、良くも悪くも。
コメントありがとうございます(^ ^)

40代後半  福岡県

2020/10/15 9:39

1. わたしも読んでみたいと思ってました

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