いつからだろうか。
なんとなく始めてみた日記。どうせ三日坊主だろうと思ってみたが、そこそこ続いた。
47日連続で書いてみて気づいたことは、僕は少し気持ちが沈んだり、悲観的になっているときほど文字が頭の中にわいてくるという事だった。

活字中毒になるときがあって、貪るように活字に溺れていたのに、ある時ふっと読まなくなる。
嵌まると嵌まるが冷めるとポイッとどこかに気持ちを捨ててしまって、まるで今までも活字になんて興味なかったですよとでも言わんばかりに冷める。

たぶんこの日記も同じことだ。少し続いたものだから、よし１週間続けてみよう！となり、10日だ！１ヶ月だ！と、ただ連続的に書くことに意地になっていただけなのだと思う。

27歳で亡くなった著名人達を見て、自分も27歳で死ぬと勝手に思い込んでいた人間が、まんまと28歳以降も生きている。そうゆう人は、きっとどこかに誰かしらいる(僕は27で死ぬとか思ったことはなかったけれど)。その人の28からの人生はその人にとっては惰性だ。

たぶんこの日記も同じことだ。つまりは惰性であって、そんなものはつまらない。面白くない。

だからきっといつか、活字中毒から明けたときみたいに、まるでそれまでのことが何もなかったかのように、ポイッとどこかに捨てて生きていくのだと思う。その先の人生も、おそらく惰性なのだけれど。


今日は夏本番と言ったような天気だった。
風が夏の匂いを運んでくれて、思いっきり吸い込んで吐き出した。
寒い冬より暑い夏のほうが好きだ。