憧れの弓道部｜ワクワクメール

憧れの弓道部

電車の中。
弓道部らしき袴をはいて弓をもった学生がいる。

僕が通う高校には弓道部がなかった。
あったら入部してたと思う。

結局小学校からの惰性でバスケ部に入部。
その後、バスケ部の部長にまでなるのだが。。。
キャプテンは代々一代前のキャプテンが指名するもので、立候補もなければ拒否権もなかった。
僕がキャプテンになった理由は、バスケがうまいからでも、背が高いからでも、統率力があるからでもない。
出席率が高かったから。ただのそれだけだった。

弓で的を射るのは、バスケのフリースローに似ている。１つ１つの重み、集中力のかけ方は違うかも知れないが、あの緊張感や１点を確実にとる責任感は似ている。ような気がする。

頑張れ高校生。と、電車内で誰とも分からない、その高校生よりも２倍以上生きているオッサンが心の中で若者にエールを送る。

さぁ、まだ終わりじゃない。
より集中して確実に一本取りに行こうじゃないか。