轟音と
白煙残し
空を舞う

極限の美
これに極めり

しかし、この美しさの裏に、悲しい現実がある事も心に刻まなければならない


毎年、夏に執り行われる夏の祭典、シアトル・シー・フェアー
今年も昨日から昼間に米海軍のブルー・エンジェルスが空を舞う
Ｆ－１８、スーパーホーネットが頭上すれすれを飛び去る
まさに、パイロットの顔を目視出来る
その轟音と迫力、鼓膜が破れそうだが、凄いの一言では言い切れない
飛行機の翼と翼の間は９０ｃｍ
その飛ぶ姿の美しさは感動その物だ


だが、この高度な曲芸飛行技術は戦争に使われる技術でもある
シアトルにパイクプレースマーケットと言う市場があるが、何年前だろうか、ここにいるときに Blue Angeles が頭上を超低空で駆け抜けた
その時、僕の目の前には明らかに中東から来たと思われる男達が数人いた
この男達、爆音が聞こえた瞬間に地面に伏せた・・・
明らかな精神障害を、過去の戦争を経て受けているのだろう
彼らの体が小刻みに震えていた


僕は飛行機が大好きで、飛行機の世界で生きたくて、ボーイングのあるシアトルに若い時に来た
技術と兵器との接点は自分で理解していると思い、その矛盾と葛藤して来たが、上記の出来事は決定的な瞬間であり、僕の考え方を根底から変えた
愛する人を守るため、それぞれの国が防衛力を持つ必要はある
特に現在の中国の動きを見る限り、これは現実問題だ
が、しかし、強国のインタレストを守るがために引き起こされる戦争には断固反対する