僕が１９８３年から１９９４年までを過ごした都市、Los Angeles
僕のいろいろな思い出が詰まっている場所
このビデオを見つけていろいろ考えた

LA Light
http://vimeo.com/27235856

あの１０年間、ジャパンバッシングからスタートし、バブルが弾けるまでの間に色々な事を見、経験し、楽しい時間を過ごし、物凄く痛い目にも遭った・・・
このビデオに写っている景色、一つ一つの場所が思い出の場所
あそこは僕と言う人間を形成し、成長させた町だ

あそこでの生活は僕と言う男を平凡の世界で生きられない人間に仕立て上げた
レーガン政権下におけるアマナスティー（恩赦）で、あまりにもタイミング良く幸運にも米国永住権を取得し、そのままでは経済的に日本に帰国しなければならないはずだったのが、苦学生をしながらではあったが、学校に行き続けるチャンスを得た
アメリカは日本と違い、学校に通う事に対し、慣習的な年齢制約が無く、また多くの人が働きながら単位を取り、長い年月を経て大学の卒業証書を手にする
折りしも日本企業が円高の後押しにより物凄い勢いでアメリカに押し寄せる中、日本企業様を相手にＩＴ企業を立ち上げ、バブルの申し子の時期もあった
あのバブルの時期はとても学校に通える状態ではなくなり、あと半年で卒業であったのに、大学中退のまま走り続け、今に到る

現在、ロスは人類の坩堝であり、正式に把握されている統計だけでも１２４ヶ国語が使われ、多様な文化がごちゃ混ぜの状態で存在する
物凄く話が飛躍するけれど、その中で僕が習った事は、殆どの人は平凡を求めるが、その平凡は先導者によって導かれ動いているいわゆる羊的な生活であり、この先導者が道を誤ると、その多くがリーダーと苦しみを共にすると言う事だ
多くの人々が多くの試みをし、事業を起こし、そのほぼ８割が僅か２数年ほどで消えて行く
１０年後残るのは２％にも満たない
僕はロスで、この２％の世界で生きる事を余儀なくされ、この過酷な世界で行き続けている

僕にも平凡な幸せを望む心はあるのだけれど、現実として、日本の一般サラリーマン的な安定した生活は望めないだろう
僕の人生は七転八起そのもの
これからもまた大失敗をやらかす可能性は十分にある
そうなっても必ず起き上がる、けれど立ち上がるまでの数年は物凄い生活となる
問題はこの僕の生き方に同調し、一緒にやって行ってくれる女性が本当にいるのか・・・
出会いの中で僕は僕の全てをさらけ出すけれど、正直なところ結局一人になってしまうかもしれないなと思うと不安だ