日本では絶対に食えないｽﾃｰｷ

今日､友人に急に呼び出しを喰らった｡　彼曰く､日本製の特別な冷蔵庫の試験として､５７日間成熟させたﾆｭｰﾖｰｸ･ﾌﾟﾗｲﾑ･ｶｯﾄ･ｻﾛｲﾝｽﾃｰｷを食わしてやると言う｡　この冷蔵庫はなんやら内部をｲｵﾝ化させた空気で満たす事により､食品が酸化する事を防ぎ､長期間保存出来るようになるとの事だ｡　また､ｽﾃｰｷ肉などを成熟させるのに最も適しており､ﾄﾗﾃﾞｨｼｮﾅﾙな方式と比べ､この５７日は７０日間成熟させた物に匹敵すると言う｡　この友人､ｼｱﾄﾙ日本領事館のﾁｰﾌｼｪﾌとも仲が良く､ｸﾞﾙﾒの世界では名がかなり知られているらしい｡

さて､能書きはこのくらいにして､実際の肉を頂いた事を記したい｡　僕は自分で思うが､かなりの食いしん坊であり､結構美味い物を食って来ている方だと思う｡　特に肉の味に関しては､うるさい方だと自負しているのだが･･･　いや､まいった　

　あんなに美味い肉､生まれてこのかた食した事はなかった｡　まったく肉に筋が無く､簡単に噛み切れる柔らかさであり､また肉本来の味が噛むほどに伝わってきた｡　本当に脱帽だ｡　未だにその肉の香りの余韻が口の中を漂っている｡

今度､奴さん､ﾌｨﾚﾐﾆｮﾝの３日物と５０日物で味を比べると言う｡　肉の味にうるさい僕ゆえにまた呼んでくれるそうだ　＾＾　ｲｴｰｲ　