秘密保護法とパールハーバー
日本は一夜明けてもう12月7日の夜
アメリカは今12月7日の朝が明け初めている
ハワイは既に朝
そして、72年前に旧日本帝国海軍がパールハーバーに奇襲攻撃を掛けた日
過去の戦争でお互いに多くの命を消耗しあった米国と日本が現在最も強い絆で結ばれている
この12月6日、そして7日を僕は面白い因縁と言う目で見ている
現安倍晋三首相、そしてその祖父、岸信介(第56・57代内閣総理大臣)
どちらも方向性は異なるが、アメリカとの外交に大きく関わっている
今回の秘密保護法
その核心とは
僕は日本国内の細かい云々よりも、米国と日本との間で過去に交わされ、現在の時点で機密扱いであり一般に知られていない極秘協定を近隣諸国からの圧力、及び侵略に利用されないために執行されるべく成立させられた法律と見ている (現にアメリカはこの法の成立を歓迎している)
日本国内の有識者が言論云々の自由がうんちゃらかんちゃら言っているが、国家がその体制を存続出来ず、それこそ共産主義国家体系、いや現中国か北朝鮮に近い形に歪んでしまったらこれらのお偉いさんがたが騒いでいる事などまったく意味がないだろう
以前の日記に書いたが、これらの有識者が言っている事は、世界の国家が執り行うポーカーゲームの卓上に他国のカードは全て伏せられているのに、日本のカードは全て相手に見せろと言っているのと同じだ
外交上ありえない事であり、国家戦略、及び国防情報を近隣諸国に見せている国が何処にある?
ある意味でアフリカ諸国首脳が賄賂により買収され、パクられている姿を現在見受けらえるが
ポーカーゲームのカードを見せる事によりそれが日本の将来になりえないと誰が言い切れる?
別の簡単な例を出そう
一流企業でその会社の戦略を機密として扱っていない会社が何処いある?
その機密を公開することは、他社に出し抜かれる事を意味する
会社の組織、そして国家体系は少なからず同じ要素を共用する
有識者ならば、国際情勢、及び現アフリカ諸国の例を見つつ、国を守る視点から物を言ってほしいものだと僕は感じている
会社の例のように、国家に機密が存在するのは当たり前であり、それを国民、いや世界の目の前にさらせと言うのは、国を滅亡に導いているのと同じだ
国を守るために必要な情報を意図的に悪利用しようとする近隣諸国に伝わる前にそれを守る
それは国家として当然の認識であり、アメリカではこの手の法は当たり前の事であり、日本が今回実施しようとしている実刑はアメリカと比べると甘すぎる
アメリカでは国家機密漏洩は終身刑だ
第二次世界大戦が勃発したその翌日に因果を思わされる今回の法整備
岸信介亡き総理がその孫を通じて国を守ろうとしているように感じられるほど日本にとって今回の法の成立は重要な意味を持つ