外交とは国家の将来を掛けたﾎﾟｰｶｰｹﾞｰﾑのような物だ｡　テーブルの上にあるカードを元にそれぞれの国の政府がどのようなｶｰﾄﾞを持ち､相手国に無言の圧力を掛ける事が出来るかの駆け引きだ｡　このカードとは言うまでもなく貿易、金融、軍事などが表立った物だ。　ところが現日本政府の人間にこれらのカードをどのように使うべきかの認識がまったく見られず、首相に至っては面子に拘る行動ばかりである｡

下記のＵＲＬを読める人は見て欲しい｡
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101108/plc1011080313002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101108/plc1011081149009-n1.htm

最も大切で大きな問題の本質は､世界大戦終結後に米軍ﾏｯｶｰｻｰ司令官が日本全土を占領し､日本人の国防に対する認識を根本的に変えてしまった事だろう｡　国を守ると言う認識が､国民人一人一人の意識から欠落しており政府任せになっている現状だ｡　政府も政府だ､このように画像流出の犯人探しをしている場合ではないだろう｡

先日銀座にて中国に対するﾃﾞﾓがあったが､ﾛｼｱに対しては何もされていない｡　現実として樺太から現在問題となっている北方領土を終戦４日前（原爆投下後）に日本国に対して戦線布告し､現在にいたるまでその軍事力を背景に外交力を酷使し､不法占拠している｡　軍事力の背景が何を意味するか日本人はもっと認識すべきだと思う｡　中国、北朝鮮､そしてﾛｼｱの外交､及び一連の動向は全て軍事力がかなりの意味を持って支えている｡