驚愕の事件だった。


60過ぎの女性詐欺師がタイで逮捕された。

被害総額は驚愕の7億円。


ロト6ではない。



普通に「つなぎ融資」に使うとして、
元本保証で利回り10%を唄って集めたのだ。



分かりやすく、砕いて言うと、

A「今月、Bがヤバいって言うんだよ。Bに1000円貸すから、Cがオレに1000円貸してよー。Bから返して貰ったら1100円にして返すからさー。」

C「1100円ならいいよー。でも最悪、1000円は返してよ！」

A「ありがとう！1000円は保証する！」

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A「Bよ。今月、ヤバいのであろう？1200円にしてくれるなら貸してやるぞ？」

B「神かよ！」


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ここまでなら、みんなウィン・ウィンなのである。

AがBから1200円回収したら、AはCに1100円を返す。


Aは間に入っただけで、100円儲かり、
cは金を出しただけで、100円儲かる。


来月また厳しさを増すがBは、取り敢えず今月を凌げる。


来月、Bがバイトを増やすなどして頑張れば良いのだ。


その為、このケースの場合、Bが返せなくなった時以外は大丈夫なケースだ。


しかし大金を動かしているうちにマヒすると言うのか、自分の金と他人の金がマヒするケースがある。




A「Cから金を預かったけど、腹へったなー。…Cから預かった金で牛丼食おう。後で返しとけばいいし。」

↑
まさにコレ。


貸す為の、お金を浸かってしまう。



しかも30歳、年下のタイ人のホストに家などを提供していたのだ。


出資された金は既に使い果たしたらしい。




そんな大金を使い果たす度胸。


すごい人だ。



今さら捕まった所で、出資法違反か詐欺罪か微妙な線であろうから懲役３年から５年半なのだ。



年収換算だとザックリ、年1億～2億。


「年間1億あげるから刑務所行ってきて。」


「喜んで！」


日本の闇である。


もう、ヘレン・ケラーが目を背け、ジャンヌダルクが最初に逃げ出すレベル。




世の中には、度々こういう半端じゃない人がいる。



そして日本の法律は得てして【証拠】が必要になり、被害者と言えど証拠無くしては訴えれなかったり、敗訴したりする。

その為、結局【貸した方も悪い】みたくなるのだ。




そこには正義も何もあった物ではない。



前に聞いた事がある。

人間は100万の借金は気にするが、1億になると気にならない。

むしろ麻痺して開き直ると。



まさにこの典型である。


１つ、悲しい事実としては、タイ人ホストの名前すら報道され無かった事。

そして、そのホストからのメッセージの最後に「サヨナラ」とあった事。



全ては金だったのだ。


そこに愛など無い。

人間って、こわいなー。


でも、自分は絶対、大丈夫だと思う。






















そんな金、無いからなー。