松の内はおろか立春を過ぎ雪まつりも終わろうかという頃になって今年の初日記を書くＵ助である。
業者さんに同情されるほどアポ取りが不調でネタがなかったのである。

思えば昨年の秋頃はメールするたびに
「ザケんな、安過ぎ」
「カスはメールしてくんな」
と叱られていたものだが、
最近は再び
「その条件ではまず無理だと思います」
「難しいと思うけど頑張って探してね」
と親切にアドバイスをいただいたり励ましていただけるようになってきた。
しまいには
「そんな条件で見つかると思ってるなんて気の毒な方ですね」
と同情までしていただけるようになってしまった。

昨年10月の日記と違い最近の業者さんは上客に恵まれているので、私のごとき問題外の相手であっても優しく励ましてあげられるほど気持ちに余裕があるということなのだろう。
上客さまが多く出入りして上げ相場になるのは私のようなクズユーザーにはありがたくないが、市場が活況になるのは歓迎すべきことだ。
アポが取れないまま雪解けまで冬眠して過ごすのも悪くないが、そう思っているところに不意にアポが舞い込んで来た。

プロフは10代、待ち合わせは中島公園の近く、会う前から業者さんと確信できる状況だが、カスのはずの私と会ってくださる業者さんがいるだけでも幸いである。
待ち合わせ場所からメールすると女の子はすぐに現れた。
彼女はデリ嬢とのこと、店をやめた直後で次の店に移るまでの合間しのぎにワクワクを利用しているとのこと。

ホテルに入り一緒にシャワーを浴びた。
彼女が私の体を洗ってくれたのだが、洗い方が上手い。
フェラや手こきが上手な女の子はさほど珍しくないが、体を洗うのが上手な女性は実は少数派だ。
ヘタクソな子に体を洗われるとくすぐったかったり、すすぎの後に石鹸が残ったりすることが多いのだが、彼女はとても手際がよく私は感心してしまった。

私がそのことを伝えると「そりゃプロだもん」とのこと。
体型は普通だが張りのある体で抱き心地はよい。
カメラ目線も慣れていて写真も映える。

変に素人を装った業者女子と会うよりも彼女のように「プロ意識」をしっかりもっている女の子と会う方がはるかに楽しい。
私としては十分満足できる出会いだった。

さて、売り手市場の高相場はそれに応じている男が多いということであり、今の実相であることは間違いない。
だがそれは実相の１つであり全てではない。

高相場になったからといって太っ腹に大盤振る舞いのできる男は限られている。
私のようにボトムゾーン狙いの男も残っており、層としてはこのボトム層の方が多いはずだ。
掲示板では高狙いの業者が幅を利かせているのでそれが目立つだけのことだ。

ただ、この現象は長い目で考えると決して悪いことではない。
売り手市場が続けばそれを見て参入してくる女性も増える、これが市場原理だ。
私のようなケチにはしばらく逆境が続くことだろうが、少し未来に光明が見えてきたような気がする。