昭和の「懐メロ」
最近は少し時間に余裕ができると音楽を聴くことが多くなった。
昨年の日記に書いたBlueToothスピーカーのおかげである。
電源を入れてiPhoneから適当に曲を選んで流すだけ、とても簡単なのだ。
私のiPhoneにはクラシックからロック、歌謡曲まで無節操に1000曲以上を取り込んである。
朝にはパッヘルベルのカノン、のように定番で聴く曲もあるのだが、大体はそのときの気分、あるいは脳裏に浮かんだ曲をかけて聴く。
気まぐれにランダムに選曲して聴くことも多い。
音楽を聴くとその曲をよく聴いていた当時のことを連想して思い出すことが多い。
ABBAやQueenを聞けば高校時代、サザンやTubeを聞けば大学時代、いつの間にか回想に耽ってしまう。
細川たかしを聞けばなぜか制服JK、のような不思議な連想もある(昨年1/14の日記参照)
「セーラー服を脱がさないで」を聴きながら、ブレザーの制服を脱がせて「あまりおいしくないハート」を食べていた当時のことを思い出すのは回想の錯誤としてはマシな方かもしれない(^^;;
先日、かぐや姫の「神田川」を聞いた。
この曲が出たのは私が小学校の頃なので当時の思い出はなく、高校時代に「懐メロ」として聞いたのが始まりだ。
上のように自分の青春とリンクせず最初から懐メロとして聞いた曲はいつになっても懐メロのままだ。
数年前、友人がアダルトなバーを開き、私は足を運んだ。
私より3つ年上の彼の店に訪ねると昭和の懐メロが流れていることが多かった。
「神田川」、「なごり雪」、「時代」、
自分の青春とリンクしない初めて聞いた時から懐メロだったこれらの曲、
今聞き返すとなぜか、そのバーの思い出が蘇ってくるようになった。
神田川は面影橋のところで直角に曲がり、都電荒川線の終点「早稲田」まで沿って流れる桜並木が美しい。
この「神田川」のモデルとなった「三畳一間の小さな下宿」もそのあたりにあったらしい。
その早稲田に通った彼は、今からは想像もできないが自分でバンドを組んで活躍していた。
そんな彼が生前好んでかけていた昭和の懐メロ、
彼の命日に思いを巡らせ、懐メロを聴きながら静かに回想に浸る、
たまにはそんな夜があってもいいじゃないか…
コメント
2019/02/19 10:56
7. >>6 U助さん
ぜひ一度、お会いしてお話したいと思わせる方でしたね。
返コメ
2019/02/19 10:35
6. >>5 ルナさん
こんにちは
彼は文章力も高く知性と洞察力を感じさせますが、実際に会って会話するとその洞察力と機転が会話のキャッチボールの中でも瞬時に発揮されるので驚嘆でした。
本当に今でも残念に思うことが多いです。
返コメ
2019/02/19 10:17
5. そうてしたね。2月でした。
彼の洞察力に富んだ、知性、そして優しさと愛のこもった文章をよむのがとても楽しみでした。
諸行無常です。
返コメ
2019/02/19 9:21
4. >>2 みーさん
おはようございます。
彼は気さくで優しく人を惹きつける魅力に富んだ方でした。
私もいまだに寂しさを感じることが多いです。
返コメ
2019/02/19 9:18
3. >>1 ririさん
おひさしぶりです。
そう、一緒に彼のバーでとても楽しいひとときを過ごしましたね。
私にとっても大切な思い出です。
返コメ
2019/02/19 0:22
2.
誰にでも気さくで優しかったですよね…。
寂しいですね。
返コメ
2019/02/18 23:43
1. 私も昭和歌謡、懐メロという日記のワードを見た瞬間、彼の事を思い出しました。
色んな出会いとお勉強をさせて頂いた今でも大事な思い出です。
返コメ