春になると出会いを求める男が目立つようになる。
その大部分はマジメな出会いを求める男なのだが、そのやり方がわかっていない男が多いようだ。
若い頃から不マジメ100％の鬼畜Ｕ助であるが、普通に女性をモノにするにはマジメなアプローチを習得していることが必要だ。

ということで、これは不マジメな下心でマジメな出会いを目指す男のための出会い講座である。

私は女性にモテないからと言って女に困ることはないと考えているが、女性にモテないよりはモテるほうが良い、これは当然だ。
特に自分からは女性にうまくアプローチできない、あるいは誘い出すことができない男性にとっては、少しでもモテるようになりたいというのが切実な願いだろう。

モテると言ってもいろいろな段階があるが、アイドル並み、あるいはプロ野球選手並みにモテようと思うなら相応のルックスや素質、能力が必要だ。
だが、女性にアプローチできない男子の多くが望む「少しでも」モテるようになるのは実はさほど難しくない。
モテることの第一歩は自分に近づいて来る女性がいること、まずこの第一段階を目標に話を進める。

デートや出会いの誘いだけがアプローチではない。
日記やつぶやきにコメントをくれる人ができること、ネットではこれで十分な第一歩である。
コメントをくれる人の中には批判目的の人、噛みついて来る人もいるが、大部分は自分に共感してくれる人だ。

自分に共感してくれる人が現れれば、それを出会いにつなげるのは難しくない。

ただ、この点に関して言えば多くの男性はこのことを十分に認識しているようだ。
出会いを求め背伸びしているのが見え見えの日記やつぶやきを毎日のように見かける。
プロフを読むと臆面もなく自分を飾る男も少なくない。

「イケメンだとよく言われます」
「エッチで女性を満足させる自信があります」
「やさしさだけは誰にも負けません」

私は背伸びすることは悪いことではないと考えているが、多くの場合、彼らの背伸びは方向を間違えている。
底の浅いアピールは見た人に疑念を抱かせるだけで何の利にもならない。
目指すべきは「あら、素敵な男性」と女性に見せることではない。

「こいつ、おもしろいじゃん」
「お、いいこと言うじゃん」
なんでもよい。男女を問わず見た人に興味をもってもらえることだ。

ここが本題だ。

出した話題に興味をもってもらえれば、まず女性以上に男性からコメントが来る。
たとえエロネタであっても男性からコメントが来てそこで盛り上がれば傍からみて楽しそうに見えるものだ。
盛り上がっている場に自分も参入してみようかと思ってくれる女性が現れれば、チャンス到来だ。

中学、高校時代のことを思い出して欲しい。
イケメンでもない、何かに秀でるわけでもない、それでも女子にモテる、クラスには必ずそんな男がいたはずだ。
そしてその大部分は女子にもチヤホヤされる一方で男友達も多いクラスの人気者だったはずだ。

ごく当たり前のことだが、女にモテる男は男にもモテる。
目指すべきは女にモテる男ではない。
男女を問わずまわりに人が集まってくる人になることだ。

出会いを求めるなら、まず男でもいいから誰かに興味をもってもらえることを目指す、これが第一歩だ。